夏はバイクの季節!
そう思われがちだけど、実際は夏は灼熱地獄です。
太陽・エンジン熱・アスファルト照り返しの三重苦!
水分が失われ、塩分が失われ、体温が上がる。
熱中症の条件がそろってます。

熱中症にならずに
バイクを楽しむには
どうすれば良いの?
そんな疑問を解消します。
- ヘルメットの暑さ対策
空調のいいヘルメット
フェイスマスク
- 上半身の暑さ対策
コンプレッションウエア
メッシュジャケット
空調服 - 下半身の暑さ対策
メッシュパンツ
メッシュシートカバー - シューズ・グローブの暑さ対策
メッシュ - バイク自体の暑さ対策
冷却水・オイルの交換 - その他暑さ対策
とにかく水分補給
こんな内容を知ってスッキリしよう。
暑さ対策は、寒さ対策と同様にアイテム1つで全て解決とはなりません。
総力戦で戦うしかない。
今年の夏を、思い出深い夏にするために!
ヘルメットの暑さ対策

吹き出す汗でヘルメットの中はベタベタになる。
けれど、いくら暑くても半ヘルを引っかけて乗るのは問題外。
事故で冷たくなったら、涼し過ぎます
ヘルメットの暑さ対策は、4つ
- 空調のいいヘルメットにする
- こまめに丸洗いする
- フェイスマスク
- ベンチレーションライナー
1.空調のいいヘルメットにする
ARAI、SHOEI、Kabutoは安全なだけではない
快適性も違います
「安かったから 」 という理由でノーブランドのヘルメットを使っているのなら
ARAI、SHOEI、Kabutoに変えてみよう。

まともなヘルメットは、ヘルメット内の空気の流れが設計されてます。
爽やかな風とともに汗を吸い出してくれます。
汗まみれでボーッとした頭をフレッシュな空気で覚醒させよう。
フルフェイスとジェット
- フルフェイスよりジェットの方が涼しいのは間違いない
- 安全性はフルフェイスの方が高いのは間違いない
自己責任にはなるけれど、街乗り・通勤とツーリングで使い分けるのはアリ。
2.こまめに丸洗いする
夏のヘルメットが嫌な臭いをしているのは、雑菌が繁殖しているからです
末洗いして、サッパリ涼しくかぶろう
汗で湿ったヘルメットは、雑菌の温床です。
ARAI、SHOEI、Kabutoのまともなヘルメット はヘルメットの内装が取り外して洗えます。
内装を取り外して、ぬるま湯で手もみ洗いしよう。
お湯が真っ黒になるほど汚れてるはずです。
ヘルメットの洗い方の詳細はここ
3.フェイスマスクは夏も使える
寒い冬にフェイスマスクをしている人は多いかと思います。
実は、夏もフェイスマスクは有効なのです。
毛細管現象で頭の汗を吸い取って拡散するので、サラッとした感覚が続きます。

夏にこんなの被ったら暑いに決まってる
誰もがそう思いますが、目からウロコです。
4.ベンチレーションライナー
頭とヘルメットの間にはさんで、空気の通り道を確保するアイテムです。
一見すると「ナンチャッテ商品」に見えますが、
効果を実感したという口コミが大量に寄せられている優れものです。
40km/h程度でも、頭がスースーするのが解ります。
頭が直接ヘルメットに付かないので、内装もキレイに保てる。
抜け毛対策を忘れないで!
上半身の暑さ対策

脇汗でウエアの色が変わり、パンツのお尻はシートで蒸れて張り付いて
夏のウエアはグダグダに成りがち。
- コンプレッションで汗を吸い取る
- 空調服で強制換気
1.コンプレッションで汗を吸い取る

コンプレッションは、汗を吸い取ってくれる
そして蒸発するときに、気化熱を奪うので涼しく感じる
フェイスマスクと同様に、肌にピッタリしたアンダーは暑そうに見えます。
一度試してみて下さい。
目からウロコに違いない。
アンダーアーマー
コンプレッションウエアの代名詞的なメーカです。
機能・実績・口コミともに死角がない。
おたふく手袋
おたふく手袋は、元々プロ用の手袋・ウエアを作るワークウエアメーカ。
屋外で作業するプロに認められた性能を試してみませんか?
日本メーカのおたふく手袋は、品質面でも信頼できる。
コンプレッションの詳細はここ
2.メッシュジャケット
Tシャツ1枚より、メッシュジャケットの方が涼しい
メッシュジャケットは、走る日かげです。
メッシュ状に開いた穴から新鮮な空気を取り入れて、換気しながら走れば暑さも和らぐ。
肌に直射日光を浴びながらTシャツで走ると、当分お風呂には入れないしね。
3.空調服で強制換気

バイクは走行風があるから空調服なんて、不要だと思ってませんか?
バイクだって渋滞にハマるし、信号待ちもある。
いくら暑くても、半袖や半ズボンでバイクに乗るのはNG。
- 肌が露出してると転んだときに路面との摩擦でヒドイことになります
- 無事に家に帰れたとしても、日焼けで当分は風呂に入れなくなります。
ひと昔前はイロモノ扱いされていた空調服も、市民権を得ました。
夏の工事現場では、必需品になってきてます。
ウエアにファンが仕込んであり、ウエア内部を強制空冷してくれます。
そんなときに、コンプレッションで吸い取った汗を、空調服の風で気化しよう。
気化熱により、汗をかいている限り冷たさを感じ続けられる。
空調服の詳細はここ
下半身の暑さ対策

ジーンズもいいけれど、やはり夏のパンツはメッシュです。
RSタイチ
RSタイチは、バイク用品をけん引する不動のブランド。
野暮ったくなりがちなバイクウエアだけれど、RSタイチは違います。
シルエット、デザインが洗練されてるので、バイクを降りても恥ずかしくない。
コミネ
迎え撃つのは、やはりコスパのコミネ
膝のCEプロテクター・腰横のウレタンパッドと、ツボは心得てます。
メッシュパンツをもっとなら
メッシュシートカバー

パンツのお尻が汗で濡れるのには、メッシュのシートカバーが効く
お尻がシートに密着しないので、走り出すと空気が通り抜けてスースするのが解ります。
クッションになるので座り心地が良く、シートの上で滑るのも防止できます。
唯一のデメリットが、シートが高くなること。
わずかな差ですが、足つきがギリギリの人は気になるところです。
実際はすぐに馴れるので心配いりません。
シューズ・グローブの暑さ対策

メッシュシューズ
シューズの中で足はムレる
靴をぬいだら、ひどいニオイがしませんか?
街乗りならハイカットスニーカーもアリだけれど
ツーリングに出かけるなら、バイク用のメッシュシューズを使いたい。
- くるぶしにプロテクターが入っていて安全
- 足の甲でシフトするための保護がついてる
- 靴ヒモがバイクに引っかからないように始末してある
ツーリングから帰ったら、汗に湿った靴をメンテしないと雑菌だらけ。
グランズレメディを振りかけておけば、除菌できます。
メッシュグローブ
暑いからと素手はNG
汗で滑るし、転んだ時に危険
夏グローブは、穴あきパンチング革か、メッシュ素材のテキスタイルです。
安全性では引き裂きに強い革ですが、テキスタイルの気軽さも気になります。
好みで選ぼう。
バイク自体の夏対策

バイクだって、夏は暑い。
オーバーヒートにならないように、夏対策してあげよう。
- ラジエーター冷却液
- エンジンオイル
1.ラジエーター冷却液
ラジエター冷却液は、何でも同じだと思ってませんか?
只の水に、防腐剤を入れて色を付けただけでは、ありません。
レース向け『ヒートブロック』の思想を受け継ぐストリート向けラジエーター冷却液。
ワコーズ 製品カタログを引用
特殊放熱成分『サーモスムーザー』により、最も発熱の著しいエンジンヘッド周りから効率的に熱を奪い、ラジエーターからスムーズに放出します。
100%原液で使用。 凍結防止成分配合で冬期でも使用できます。
特殊放熱成分『サーモスムーザー』が、どんなものかは解らない。
その辺のメーカであれば怪しく聞こえるけれど、ワコーズなら信じられます
良いものに決まってます
実際、口コミに悪い評判は無い。
リッターバイクに入れました。
Amazonを引用
排熱効率は上がりましたが、足に吹き付けてくる熱風がひどくなって灼熱です。バイクに優しく人に厳しい。
でも愛車のためだからOKです!
GPZ900Rの水温上昇対策に使ってみました。
Amazonを引用
温度の上がり方は他のものと変わらないような感じですが
温度の下がり方が早くなりました。
交換してよかったと思います。
ワコーズの日焼け止め
アグレッシブデザインの母体は、株式会社和光ケミカル。
ワコーズがプロのアスリート向けに開発したスキンケアが、アグレッシブデザイン。
ワコーズなら、良いものに決まってます
ワコーズなら信じられる
たとえ、日焼け止めでも
2.エンジンオイル
10W-40のちょっと固めのオイルで、夏の暑さを乗り切ろう。
ヤマルーブ プレミアムは、高付加価値な100%化学合成油。
ツーリングや小排気量にはちょっと贅沢だけど、夏の渋滞路でガンバってもらうためにね!
10W-40の意味
最初の10Wは、対応する外気温
- 0W:-35℃
- 10W:-25℃
- 20W:-15℃
後ろの40は、粘度
数字が大きいほど粘度が高くなります
高温側の規格じゃないからね
30、40が一般的で、おすすめは
- 新車や低燃費思考なら、30
- 旧車や高負荷で乗るなら、40
オイル選びの詳細は、ココ
その他の 暑さ対策

夏のバイクは、暑さとの闘い。
ウエア以外にも、こんなことに気を付けよう。
- 水分補給
- 制汗シート
- 早朝にツーリング
- 異変を感じたら、直ぐに止まる
1.水分補給

熱中症には4つの症状があります
- 水分が失われ脱水症状になる
- 塩分が失われケイレンが起きる
- 血流を増やして水冷するため、脳の血液不足でめまい
- 体温調節が追い付かず意識障害
熱中症対策の水分補給は、30分ごとに200ml
水よりポカリスエットが理想
真夏でも、郊外をノンストップで流していると快適です。
風が心地良くて、時間を忘れます。
バイクは汗をかいても、走っていると乾くので汗の量に気付きにくい
気が付かないうちに水分を失い、熱中症なる危険があります
喉が渇いていなくても、意識して水分を取るようにしよう。
30分毎に200mlが目安です。
汗で失った成分の補給のため、ポカリスウェットなどのスポーツ飲料がおすすめです。
数時間おきに一気に飲んでもオシッコになるだけで意味が有りません。
必要なのは、小まめな水分補給です。
多めに休憩を入れたツーリング計画をしよう。
2.休憩のときに、制汗シートでサッパリ
冷感の除菌ウェットシートを持参して、休憩時に体をひと拭きすれば
サッパリするのと同時に除菌できます。
雑菌が繁殖するのが抑えられるので、体が臭くなりにくい。
ついでにバイクもフクピカでひと拭きすれば汚れが固着せずに済みます
3.早朝にツーリング

夏は、朝晩の涼しい時間帯にツーリングを楽しもう
夏の朝は、早い時間から明るくなります。
早朝に出発すれば、良いことが多い。
- 涼しい
- 道が空いてる
- 空気が気持ちイイ
マル1日使えるのなら、
暑くなる前に目的地について、
十分遊びつくし
夕方涼しくなってから帰るようなスケジュールを立てよう。
4.異変を感じたら、直ぐに止まる

バイクで走っていて、こんなことが起きたら、熱中症です
- めまい
- 頭痛
- 吐き気
- だるい
事故になる危険があるので、直ぐにバイクを止めて降りよう。
コンビニなどの冷房の効いた場所か、日陰に入り
ベルトなど締め付けているものを緩め
水分を取ろう
冷たいもので体を冷やせれば良いのだけれど、そんな幸運は望めません。
1人の場合は、意識が飛ぶ前にスマホで119番通報しよう。
こんな時は、迷ってるヒマは有りません
通報が無理なら、車や近くの人に合図しよう
バイクを降りたら、キャップを忘れずに
夏のバイクの暑さ対策まとめ

普段、エアコンの効いた場所で過ごしていると、汗のかき方を忘れるそうです。
そんな人が急に汗をかくと、ベタベタして臭う汗が出ます。
水分とともにミネラルも出てしまうからです。
シッカリ汗対策をして、気持ちのいい汗をかこう。
健康でサラサラの汗をかけば、体はリフレッシュします。
暑さ対策グッズを取り入れるとともに、
こまめに水分を取って、夏を乗り切ろう。
バイクは楽しい!
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