スクーターに乗っていて、
急に加速が悪くなったり、
急にスピードが出なくなったことは有りませんか?
放っておいて、直る事はまず有りません。
そのまま乗ってると、致命傷になるかもしれない。

何を見ればいいの?
どこをチェックすれば良いのか、解らない!
予防はできないの?
そんな悩みを解消します。
- 最高速が落ちる理由
- 加速が落ちる理由
- 事前に予防する方法
こんな内容を知って、スッキリしよう。
乗りっ放しにせずに手を掛ければ、必ず答えてくれます。
スクーターの加速が悪い・最高速が落ちる理由

最高速が落ちる理由 5選
- タイヤ空気圧不足
- プラグの消耗
- ベルトの摩耗
- エアフィルタの詰まり
- マフラーの詰まり
加速が悪くなる理由 5選
- ガス欠
- ハブベアリングの摩耗
- ウェイトローラーの摩耗
- プーリーの摩耗
- クラッチ滑り
急に調子が悪くなれば、気付けるけれど
日々少しづつ調子が悪くなっていると、なかなか気付けません
予防交換で、調子を維持しよう
最高速が落ちる理由 5選

いつもの最高速度が、なぜか出ない。
フルスロットルにしても、40~50km/h位しか出なくなってしまったら、
考えらられる原因は、5つです。
- タイヤ空気圧不足
- プラグの消耗
- ベルトの摩耗
- エアフィルタの詰まり
- マフラーの詰まり
もちろん、他にもいろいろ原因は有るだろうけれど、有り勝ちな5選です。
この5ヶ所をチェックして復帰しなければ、腰を落として原因追及するしかない。
1.タイヤ空気圧不足
前回、いつタイヤ空気圧を調整したか、覚えてますか?
タイヤの空気圧は1か月に約5~10%程度抜けてしまう。
空気圧が低いと、路面抵抗が大きくなるのでスピードが乗らない。
最高速が落ちる原因になります。
見た目では解りにくいけど、ボヨヨーンとした乗り味なら可能性アリ。
まずは、月1で空気圧チェックする習慣を身に付けよう。
逆に、空気圧を入れすぎると、路面抵抗が減りすぎて
ブレーキが効きにくくなる
何事も程度問題です
空気入れは、マキタで決まり
2.プラグの消耗

エンジンの調子を表す言葉としてよく使われるのが
「良い混合気、良い圧縮、良い火花」
この内、ユーザーがチェックできるのは、『良い点火』です。
プラグを外してみて、電極の消耗が無いかチェックしよう。
点火プラグの寿命は、3,000~5,000kmです。
高価なパーツでもないので、早めに交換するのが好ましい。
『良い混合気、良い圧縮』が異常になる頻度は低い。ショップに任せよう。
3.ベルトの摩耗

ベルトが摩耗すると、エンジン側プーリーの回転が
リヤタイヤに効率よく伝わらなくなってしまう。
ベルトの交換時期は、2万km程度。
距離を乗って無くても、4年程度で交換したい。
だんだん固くなりヒビ割れてきます。
駆動系リフレッシュなら
4.エアフィルタの詰まり

エアフィルタが汚れていると、空気が通りにくくなる、
高回転時に、エンジンに必要な空気が供給でず、最高速が出なくなる。
使用環境にもよるけれど、2万km程度で交換時期です。
また、年に1回はホコリを払うと、効率が落ちるのを防げる。
5.マフラーの詰まり

2ストエンジンでは、マフラーが詰まるのは良くある話です。
しかし、最近の4スト純正マフラーではまず無い。
しかし、社外品のマフラーの場合は、有り得ます。
サイレンサーが劣化して詰まり、スピードが出なくなることもある。
サイレンサーを交換するのは困難なので、社外品マフラーは消耗品と考えよう。
乗り方による差が大きいので、一概に交換時期は規定できない。
おすすめマフラーは、ココ
いつもピカピカにしておくのも、メンテ
加速が悪くなる理由 5選

急に加速が悪くなったら解るけれど、経年変化は解り難い。
燃費が悪くなってきた理由が、加速の衰えだったりもする。
加速が悪くなる理由として有り勝ちなのがこの5つ。
- ガス欠
- ハブベアリングの摩耗
- ウェイトローラーの摩耗
- プーリーの摩耗
- クラッチ滑り
1.ガス欠
ガソリンが無いと走りません。
失速するような感覚が有れば、ガソリン残量をまず確認しよう。
ガス欠になる直前なのかもしれない。
トリップメーターでガソリン残量を管理していると、残量を勘違いすることもる。
2.ハブベアリングの摩耗

ホイールのベアリングは通常、バイクのライフ以上に長持ちするはず。
しかし、高圧洗車機の水を掛けたりすると、シールが傷んで水が入りサビる事も有る。
- ホイールを空転させてゴリゴリする
- ホイールを左右に振ってガタがある
- バイクの引き回しがやけに重い
こうなったら、ベアリングの交換時期です。
3~5万kmも乗ったら、予防交換しておくのもイイ。
ベアリングがダメになると抵抗になるので、加速も悪くなる。
3.ウェイトローラーの摩耗

エンジン回転が速くなると、遠心力でウエイトローラーが動くことでギア比を無段階に代えてます。
ウエイトローラーが摩耗して段付きになるとうまく動かず、変速が出来なくなるのでて加速が悪くなる。
走行中の再加速が悪く感じたら、ウェイトローラーが怪しい。
寿命は1万km~2万km。
4.プーリーの摩耗

プーリーは、ベルトが掛かっている円盤状の部品。
長く使うと、ベルトに当たっている部分が段付きになってしまう。
ギア比がスムーズに変わらなくなるので、加速が悪くなる。
寿命は1万km~2万km。
5.クラッチ滑り

プーリーの回転が一定速度になると、クラッチが繋がり後輪が回り出す。
長年使ってクラッチが減ると滑るようになる。
クラッチが滑ると、加速が損なわれてしまう。
クラッチの寿命は1万km~5万km。
乗り方で寿命は大きく変わる。
オイル交換は、メンテの基本
『スクーターの加速が悪い・最高速が落ちる』を予防する方法

予防は、当たり前だけれどこの2つを行うことに尽きる。
- 放置しない
- メンテする
放置しない
バイクに乗るのが一番。
バイクは、放置するとすぐダメになる。
雨ざらしで放置すれば、半年も経たずに動かなくなる。
日常的に乗ることでオイルが回り、
各部が動くことでサビつかない。
バイクに日常的に乗ってればこそ、バイクの正常な状態がわかる。
バイクの異変にも、早期に気付ける。
放置すればするほどヤバくなる
メンテする

乗りっ放しにしない。
- 3,000km乗ったらオイル交換
- 2万Km乗ったら、駆動系のリフレッシュ
こんなカンジで、距離で管理するのも良いけれど
時間でメンテ時期を管理するのもおすすめです。
- ツーリングから帰ったらフクピカ
5分、汚れを取るだけでOK
⇒ バイクの洗車はフクピカのみ!水なしのバイク洗車手順 - 春と秋には、オイル交換
冬・夏を乗り切って疲れたオイルを交換
⇒ PCXのオイル交換!ドレインワッシャーとリセット設定を忘れずに - 年に1度は12ヶ月点検
年に1度はプロに状態を見て貰いたい
⇒ 250cc以下バイクは1年点検をした方がいい理由!費用や作業時間は? - 3年で駆動系のリフレッシュ交換
ベルトなどの駆動系消耗品を交換
⇒ PCX駆動系の交換時期はいつ?純正交換か、ウェイトカスタムか?
スクーターの加速が悪い・最高速が落ちる理由のまとめ

最高速が落ちる理由
- タイヤ空気圧不足
- プラグの消耗
- ベルトの摩耗
- エアフィルタの詰まり
- マフラーの詰まり
加速が悪い理由
- ガス欠
- ハブベアリングの摩耗
- ウェイトローラーの摩耗
- プーリーの摩耗
- クラッチ滑り
急に調子が悪くなったら気付けるけれど、少しづつ劣化するのは気づき難い。
乗りっ放しにせず、定期的にメンテして予防交換するのがおすすめです。
出来れば、年に1度。遅くても2年に1度はプロにバイク状態を見て貰いたい。
なにより、バイクに乗るのが一番のメンテ
他に興味が移ってしまう時もあるだろうけど、
月に1度くらいはバイクで出掛けると新しい発見が待っている。
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