さあ出発!という時にエンジンが掛からないと焦ります。
さあ帰ろう!という時にエンジンが掛からないと焦ります。
スターターを押しても『シ~ン!』としてると、一瞬何が起きたか理解できなくなる。

エッ!
どうすれば良いの?
ロードサービスを呼んだ方が良いのかな?
そんな疑問を解消します。
1ヵ月以上動かしていなかったなら原因は色々あります。
そうでないなら動かない原因は2つだけ
- ケアレスミス
PCXは安全機構が多く付いてます。エンジン始動条件を満たしてないだけ。
始動条件を1つづつチェックしよう。 - バッテリーあがり
バッテリーが過放電。寿命かもしれません。
モバイルバッテリーを持って無ければ、
自宅ならバッテリー交換。出先ならロードサービス。
こんな内容を知って、スッキリしよう。
エンジンが掛からないときは、落ち着いてこの記事を思い出してください。
さっきまで動いてたのが、急に動かなくなる原因は多くない。
PCXのエンジンが掛からない原因

まず、深呼吸。
焦ってイジルと良くない事がほとんどです。

エンジンが掛からない原因は
ケアレスミスかバッテリー
そうでないならギブアップ
そう決めてから手を付ければ焦る事もありません。
3つの症状から、それぞれ原因を探っていきます。
- セルは回るけれど、止まってしまう場合
- メーターパネルのランプは点くが、セルが回らない場合
- メーターパネルのランプが点かず、セルが回らない場合
それぞれ症状にあった対処を行います。

1.スターターを押すと、セルが回り動こうとする気配がある場合

スターターを押した時のエンジンの状態でおおよその検討はつきます。
エンジンが弱々しくクランキングする場合
バッテリーあがりです。
何度もスターターを押すとバッテリーの無駄使いになります。スターターは数分のインターバルを空けて押してください。それでもだめなら
ジャンプスタート
周りに車・バイクがいて、ジャンプケーブルを持っているという幸運があれば、電気を貰います。
けれどそんな幸運はまず有りません。
ジャンプスタートは、ハーネス接続順番を間違えるとショートして危険です。
ここに接続方法があるので、一読願います。
モバイルバッテリー

そんな時のために、ジャンプスタート可能なモバイルバッテリーを持ってでかけよう。
最近は、コンパクトなジャンプケーブル付きのモバイルバッテリーが安くなってます。
ツーリング中はスマホを使う機会も多い。
スマホ充電にも使え、いざという時のジャンプスタートにも使えるのにコンパクトです。
PCXはバッテリーが命なので、ツーリング時にバイクに忍ばせて置くのをすすめます。
押しがけの経験があったとしても、PCXは押しがけは出来ません。
AT車は押しがけ出来ないのであきらめて、ロードサービスを呼ぼう。
バイクのJAF出動要請で一番多いのは、 バッテリーあがりです。
恥ずかしがったり、気後れする必要はありません。
迷っていても、バッテリーは復活しません。
バッテリー交換
自宅で出発時に動かなかったなら、バッテリー交換が早い。
今日のツーリングは残念だけど諦めよう。
モバイルバッテリーで起動できたとしても、
ツーリング中ずっとエンジン掛けっぱなしには出来ない。
いつ止まるかおびえながらのツーリングは楽しくない。
現行PCXの純正バッテリーは、ベトナム製ユアサです。
型番:GTZ8V
この型式、もしくは互換品を手に入れよう。
バッテリーが怪しいなら
セルは回るけれど、止まってしまう場合
ガソリンが入ってない、途中で詰まっている可能性が有ります。
ガソリンタンクを振ってみて残量を確認しよう。
ガス欠ならば、ギブアップ。
ガソリン経路のつまりは手が出ないのでギブアップ。下手に弄らない方が良い場合が多い。
ガス欠でギブアップの場合は、近くにガソリンスタンドが無いか検索です。
自力で移動できる範囲に助けになりそうな場所が無ければロードサービスに連絡します。

ロードサービス
任意保険、JAFに加入しているのならば、ロードサービスを呼ぼう。
見栄を張っている時ではありません
ロードサービスを利用してもカウントはされません
翌年の保険料には影響しません。遠慮する事は何も有りません
任意保険、JAFに加入していないとJAFに実費で依頼する事になります。
JAFはレッカー移動費用が15,000円程度です。
お金で解決できるならお金で解決するのが一番簡単です。
ロードサービスは、保険会社・JAFで結構内容が違います。
ロードサービスでバイク保険を選ぶのも、アリ!
損保 | ロードサービス受付 |
JAF | 0570-00-8139 |
チューリッヒ | 0120-860-001 |
ZuttoRide | 0120-819-024 |
三井ダイレクト | 0120-638-312 |
アクサダイレクト | 0120-699-644 |
他にも、これらが考えられます。
いずれにしても、その場で回復は困難ですのでロードサービスになります。
- エアフィルタの詰まり
エアフィルタが詰まって、エンジンに新鮮な空気が送れない - マフラーの詰まり
マフラーが詰まって、エンジンから排気ガスが抜けられない - 点火プラグの劣化
断線などで点火出来ない ( かぶっているだけならその内乾くはず)
2.メーターパネルのランプは点くが、セルが回らない場合

まずは、メーターパネルに異常表示が無い事を確認します。
『PGM-F1 』警告灯が付いている時は、ロードサービスです。
異常表示が無ければ、メーターパネルのランプが点いているのにセルが無反応な原因は1つ。
安全装置が働いてエンジン始動しないような制御が働いているためです。
原因として考えられる要因は5つ
- キースイッチ
- サイドスタンド
- ブレーキ
- ヒューズ、断線
- アイドルストップ中にアイドルストップ禁止した
1.キースイッチ

キースイッチが『ON』以外になっていないか、確認しよう。
『SEAT・FUEL』にズレてはいなでしょうか。
2.サイドスタンド

サイドスタンドが出ている時はエンジンが掛かりません
サイドスタンドを出したまま走行すると、カーブでバンクしたときに引っ掛かって転倒するからです。
サイドスタンド根本にセンサーが付いています。
2,3回サイドスタンドを出し入れして、センサー固着してないか試してみよう。
サイドスタンドのセンサーを取って、暖気可能にするなら、ココ
3.ブレーキ
左ブレーキを握った状態で無いと、エンジンが掛かりません。
エンジン始動で飛び出さないためです。
ブレーキの握りが甘いとセンサーが反応しないので、しっかり握る必要があります。
2,3回ブレーキを握って、センサー固着してないか試してからしっかり握ろう。
4.ヒューズ、断線

可能であれば、シート下のヒューズが切れていないかチェックします。
また、各ハーネスが断線してないかコネクタ部のチェックをします。
異常が見つからなければ、ロードサービスです。
5.アイドルストップ中にアイドルストップ禁止した
アイドルストップ中にアイドルストップ禁止に切り替えた場合は、
アクセルで発進しようとしてもエンジンは掛かりません。
エンジンスタートスイッチでセルを回す必要があります。
何の安全装置か理由は解りませんが、仕様です。
マニュアル車の場合は、ここで挙げた以外にも要因があります
- 『キルスイッチ』が入っている
無意識に触れてしまうのは、良く有る事です - ニュートラルになっていない
ギアが入っているとエンジンが掛からないバイクもあります
3.メーターパネルのランプが点かず、セルが回らない場合

メーターパネルが点灯しない要因は3つ。
- キースイッチが『ON』以外になっている
- バッテリーが完全にあがっている
- バッテリーターミナルが外れている
バッテリーターミナルの状態を見て異常が見つからなければ、ロードサービスです。
バッテリーターミナルの状態を見て異常が見つからなければ、ロードサービスです。
PCXのエンジンがかからない時 まとめ

1ヶ月以上バイクを動かさなかった訳では無ければ、急に故障するとは考え難い。
エンジンが掛からないのは、些細なケアレスミスかバッテリーあがりの2つです。
バッテリーあがり
- モバイルバッテリーの準備
AMAZONでジャンプスターターを検索
ケアレスミス
- ガソリン残量の確認
- キースイッチの位置を確認
- サイドスタンドを確認
- 左ブレーキの握り込みを確認
- バッテリーターミナルを確認
原因が見つからない時は、ロードサービス
缶コーヒーで1呼吸置くのも有効です。
焦るとケアレスミスを見逃してしまいます。
ひとやすみ、ひとやすみ。
焦ってアレコレいじると、外したコネクタを繋ぎ忘れたりして
どんどん深みにはまって行く事の方が多い。
けれど、あきらめも肝心です。
手遅れにならない内にロードサービスを呼ぼう。
併せて読みたい