冬のバイクで一番つらいのが、手の指先が痛いほど冷たくなること。
体はいろんな重ね着が出来るけれど、手袋の重ね着はインナー手袋をするくらいしかない。
そんな時は、ナックルバイザーやハンドルカバーの出番です。

ナックルバイザーって防寒になるの?
ハンドルカバーとどう違うの?
そんな疑問を解消します。
- おすすめナックルバイザー
- ナックルバイザーの取り付け注意点
スクリーンとの干渉
レバーとの干渉 - ナックルバイザーとハンドルカバーの比較
オフをガシガシ走るなら、ナックルバイザー
防風・防寒目的で使うなら
機能を選ぶか、見た目を選ぶか
こんな内容を知って、スッキリしよう。
防風・防寒目的なら、
機能はハンドルカバーの勝ちだけど、見た目ならナックルバイザー!
あなたは、どっち?
おすすめナックルバイザー7選

ここに来たということは、ナックルガードに気持ちは傾いてる。
皆がどんな選択をしてるか、まずはみて見よう。
見た目は機能に優先します
ピン!と来たものが正解
ピン!ときたら、後のうんちくはどうでもいい。
それを買うのがベスト。
もし、ピン!と来るものが無ければ、おすすめ7選を参考にして欲しい。
定番のナックルバイザーを7つ挙げてます。
ナックルバイザーは、定番を選ぶのがおすすめ。
評判が良くて皆から支持されているものが、やはり使いやすい。
- OBEST ナックルガード
- 旭風防 PCX ナックバイザー
- デイトナ エアロナックルバイザー
- キタコ ナックルバイザー
- バイクパーツセンター ナックルバイザー
- 大久保製作所 ナックルガード
- Takelablaze ナックルガード
1.OBEST ナックルガード
一番人気のナックルバイザーです。
他のナックルバイザーに比較して大型でですので、手をしっかりガードします。
またミラー根本方向までバイザーがあるので、走行風がミラー付近から回り込むのも抑えられてます。
それでいて半透明ですので威圧感もありません。
防寒用に冬だけ取り付けても良いし、
防風防雨として一年中付けたままでも違和感が有りません。
2.旭風防 PCX ナックバイザー
旭風防はフロントスクリーンの造りの良さで有名で、人気のあるメーカーです。
フロントスクリーンの技術を流用したナックルバイザーが悪かろうはずが有りません。
PCX(JF81,KF30)専用設計をうたうだけに、周辺部品との干渉する心配も無い。
3.デイトナ エアロナックルバイザー
デイトナも実績のあるパーツメーカーです。
バイザー本体と取り付けステーが別売ですので両方買う必要がありますが、それゆえ多くのバイクに適合するバイザーです。
バイクは変えても、バイザーは同じデイトナという人もいます。
4.キタコ ナックルカバー
キタコなら品質に信頼がもてる。
抜群の知名度があるキタコの作るナックルガードです。
ハンドルバーにクランプするだけなので、取り付けに悩むことは無い。
- カラーも豊富で、バイクに合わせやすい
- 外観も凝っていて、安っぽさが無い
5.バイクパーツセンター ナックルバイザー
とにかく激安。
他のナックルバイザーの1/3程度の価格が売りのバイザー。
まずは、ナックルバイザーの効果を味見してみるのはどうでしょうか?
細かい事を言ってはいけません。
これでお試しをして、ナックルバイザーにするかハンドルカバーにするか、決めるのもアリ。
6.大久保製作所 ナックルガード
上下に大柄で、全面からの風雨をシャットアウトします。
効果はあるけれど、見た目はハンドルカバーより。
1年中つけっぱなしに出来るので、通勤・通学で雨でも冬でも乗なら選択肢に入れて欲しい。
7.Takelablaze ナックルガード
最も大柄でなナックルガード。
手の上まで回り込むように伸びているので、防風はもちろん雨にも濡れにくい。
その分、見た目はハンドルカバーそのもの。
これを許容できるなら、ハンドルカバーに片足掛かってる。
一線を越える覚悟があるなら
ナックルバイザーの取り付け方法 注意点は2つ

ナックルバイザーは、一般的な工具で簡単に取り付けられる
取り付け自体は難しくない
レバー・スクリーンと干渉してないか、チェックすることが重要!
基本的には、ミラーに友締めするだけ。
取り付けは容易です。
ただ、ネジをきつく締め過ぎないで。
プラスチックなので締め込み過ぎるとバイザーが割れてしまいます。
固定出来ればそれ以上締める必要は無い。
力加減以外にナックルバイザーの取り付けで注意すべきは、2点です。
- フロントスクリーンと干渉しないか
- ブレーキと干渉しないか
1.フロントスクリーンと干渉しないか
ハンドルをロックまで切ってもスクリーンと干渉しないか?
車種専用品であれば干渉の懸念は少ない。
- 汎用のナックルバイザーを取り付ける場合
- フロントスクリーンを純正から変えている場合
そんなときは、干渉しないか注意が必要。
もし、ハンドルをロックまで切ると干渉するなら、
取付ネジを緩めてナックルガードの向きを微調整しよう。
それでもダメなら取付ステーを少し曲げれば回避できる。
力技になるけれど、案外簡単に調整できてしまう。
2.ブレーキと干渉しないか
ブレーキレバーとナックルバイザーの間に指が問題無く入るか?
柔らかい素材のナックルバイザーの場合は、走行風で押されて変形します。
試走してみて干渉があれば、ナックルガードの向きを微調整しよう。
それでもだめなら、ステーを少し曲げる。
ブレーキレバーをカスタムする理由にもなるけどね!
レバーのおすすめは、ココ
ナックルバイザー・ガード の取り付け効果

ナックルバイザーは、いろんな呼び方があります。
- ナックルバイザー
- ナックルガード
- ハンドバイザー
呼び方はいろいろだけど、元々はオフロードバイクが発祥。
跳ね上がった小石や、木の枝から手を守るために装備するパーツです。
転倒時にブレーキレバーが折れないよう、頑丈に設計されたナックルバイザーもあります。
ナックルバイザーが路面と接触しても弾かれないように、補強されて頑丈になっている。
その種のナックルバイザーは根本だけで無くバーエンド側にもステーがある。
そんなオフロード専用パーツが一般のバイクにも使われ出したのは、理由は4つ。
- 走行風から手を守る
- 雨で手が濡れるのを防ぐ
- 目立たない
- 一年中、付けていられる
1.走行風から手を守る

冷たい風から手を守るので防寒効果も想像以上に有ります。
見た目では、防寒効果がるように見えないけれど
風が当たらないと熱を持ってかれないので想像以上に温かい
2.雨で手が濡れるのを防ぐ
ナックルバイザーは手の前面を保護するだけのように見えますが、
雨に降られても走ってれば、手が濡れる事も有りません。
もちろん、長時間走り続けたら濡れます。
3.目立たない
透明樹脂やスモーク樹脂で作られたナックルバイザーは、目立ちにくい。
正面からの一見では存在が解らないほどです。
バイクの見た目のバランスを崩さないので、ゴテゴテ感や生活感が出ないのがいい。
4.一年中、付けていられる
目立たないので、一年中付けてても違和感がありません。
このため、冬になると取り付けて、春になると取り外すといった煩わしさが無い。
ナックルバイザーとハンドルカバーの比較

ナックルバイザーとハンドルカバーを比較する?
改めて比較するまでも無く、結論は明らかです。
- ナックルバイザーは、全面しか保護しない
- ハンドルカバーは、手を包み込む
防風・防寒性能は、ハンドルカバーの圧勝!
解ってるはずです。
どっちを使うかは、機能が観点ではありません。
ハンドルカバーの見た目が許せるか、否かなのを。
しかし、念のために確認しておこう
- ハンドルカバーのメリット
- ハンドルカバーのデメリット
- ナックルバイザーのメリット
- ナックルバイザーのデメリット
1.ハンドルカバーのメリット

ハンドルカバーのメリットは2つ
- 圧倒的に温かい
- 簡単に取り付けられる
1.圧倒的に温かい
ハンドルカバーは手を包み込む
寒風にさらされる事が無いので、真冬でも薄手のグローブで過ごせる
- 冬用の分厚いグローブによる操作性の悪さともサヨナラ
- ブリップヒーターを併用すると、正にコタツ状態でヌクヌク
ハンドルカバーは、ウェットスーツで使われるネオプレーンやナイロン、ウレタン生地で出来てます。
走行風を通さないので、中で温めた空気を逃さない。
その上、撥水加工がしてあり、雨からも手を守ります。
- チョットした雨ならやり過ごせる
- 防寒グローブ探しから、卒業できる
2.簡単に取り付けられる
取り付けは、ヒモやベルクロでハンドルに括り付けるだけ。
取付に工具は不要です。
簡単に取り外せるので、
- 治安の悪い場所に駐車する場合は外して持って行くこともできる
- 寒くなったら、サクッとハンドルに巻きつければ準備完了
ハンドルカバーを付けたら、グリップヒーターもね
2.ハンドルカバーのデメリット

- 手元が見えない
- 激しくダサい
ハンドルカバーのデメリットは2つ。
1.手元が見えない
手全体を覆ってしまうので、手元が見えません。
手探りでハンドルのスイッチをさがさないといけない。
手探りで操作するので、ウインカーを出すつもりが、ホーンを慣らしてしまう事も有る
先行車からの視線が痛い (ゴメンと心で手を合わせよう)
しかし、慣れで克服できます。
『とっさの時に手が入らずブレーキが・・ 』 という人もいますが、
走行中に手を放す方がどうかしてます。
2.激しくダサい
温かいを取るか、見た目を取るかの二択
こっちのネガは慣れで克服できないかもしれない。
ハンドルカバーを付けたバイクは、生活感丸出しです。
ワインディングを颯爽と切り返していく、バイクのイメージからは程遠い。
日々の生活を支える骨太な印象に生まれ変わります。
オヤジ臭いとも言う。
人目を気にして、寒さを我慢するの?
迷惑を掛けないのなら、他人の目なんて気にしなくて良い。
他人は何もしてくれません。
だけど、なかなか割り切れないから悩ましい。
3.ナックルバイザーのメリット
- オヤジ臭くない
- 生活の匂いがしない
ハンドルカバーは、どうしても生活の匂いがします。
もちろん、それが悪いというつもりはありません。
けれど、疲れた哀愁が漂うのは否めない。
それに比べ、ナックルバイザーは、カッコいい!
半透明なので、ぱっと見存在が解らないし
オフロードバイクのように精悍です。
4.ナックルバイザーのデメリット
防寒、防雨の実力では、ハンドルカバーに敵わない
手全体を覆うハンドルカバーと比較すれば、前面だけを覆うナックルバイザーの効果は限定的です。
効果だけを比較されると、勝ち目はありません。
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ハンドルカバーのように、薄手のグローブで冬を乗り切れない。
温かくて機能的なグローブとナックルバイザーのタッグで乗り切ろう!
冬も走るなら
ナックルバイザーとハンドルカバー、どっちにするか?

ナックルバイザー | ハンドルカバー | |
防寒性能 | △ | 〇 |
防雨性能 | △ | 〇 |
取り付け/取り外し | △ | 〇 |
操作性 | 〇 | × |
見た目 | 〇 | × |
グリップヒーター併用 | 〇 | 〇 |
ナックルバイザーとハンドルカバーを比較して、メリットデメリットを見てきました。
これまでをまとめるて星取表にすると、こうなる。
前面にあるだけのナックルバイザーと、手をスッポリ覆ってしまうハンドルカバー。
この違いが全てを支配してます。
- 機能を取るなら、ハンドルカバー
- 見た目を取るなら、ナックルガード
ハンドルカバーの外観が許せるのなら、ナックルバイザーの出番は有りません。
ハンドルカバーを選ぶなら、ココ
ハンドルカバーを受け付けないのであれば、ナックルバイザーで防寒しよう。
温かいグローブと、USBグリップヒーターもいい。
ナックルバイザーの防寒効果と取り付け まとめ

ナックルガードとハンドルカバーの効果を比較すれば、ハンドルカバーの圧勝。
だけど、ナックルガードはカッコいい!
体がむき出しなのが、バイクのメリットでありデメリットです。
- メリットは言うまでも無く、全身でその土地の空気感を感じられること
- デメリットは、雨や寒さにさらされること
コケたら体はただでは済まない危険さがある
冷静に比較してハンドルカバーを選ぶ『おりこうさん』は、
そもそも危険なバイクになど興味を示さないのかもしれない。
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