PCX150に乗り出して、1年半、11,000Km。
現在の平均燃費は 50.3Km/Lで、相変わらずリッター50Kmを超える燃費を維持しています。
しかし、夏に燃費が伸びて冬落ちるのが定番ですが、今年の夏は今一つ伸びませんでした。
燃費が伸びなかった理由、50Km/Lを切りそうな理由を考えます。
しかし、一般的なバイクの燃費からすれば贅沢な悩みですね。
PCXの実燃費情報
皆さんのPCXの燃費がどれくらいか調べてみました。Webで見る実燃費はこれくらいです。
カタログ 定値燃費(Km/L) | カタログ WMTC 燃費(Km/L) | 実力値 (km/L) | |
PCX125(JF81) | 54.6 | 50.7 | 48.7 |
PCX150(KF30) | 52.9 | 46.0 | 48.4 |
PCX HYBRID | 55.0 | 51.9 | 48.8 |
市街地走行と郊外ツーリングの割合や、人それぞの乗り方にもよるので一概には言えません。
しかし、この3機種で実燃費がほとんど同じなのが面白い。
この理由は、きっとこういう事なのでしょう。
- PCX150はツーリングに使われる事が多いので実燃費が良い
- 他の2機種は日常生活の市街地走行で使われる事が多いので実燃費が悪い
PCX125は日常の足として、
PCX150はツーリングに軸足をおいて、
PCX HYBRIDは日常に+αとして。
それぞれ棲み分けが出来ているようです。
PCX150実燃費
例えば、市街地=WMTC燃費、郊外ツーリング=定値燃費とすると
市街地走行と郊外ツーリングの割合によるPCX150平均燃費の変化は以下になります。
PCX150(KF30) | 市街地走行 (%) | 郊外ツーリング (%) | 計算平均燃費(Km/L) |
パターン1 | 70 | 30 | 48.1 |
パターン2 | 50 | 50 | 49.5 |
パターン3 | 30 | 70 | 50.1 |
一方、私のPCX150の11,000Km実燃費は50.3Km/Lで、使用割合は 市街地20%・郊外80%のイメージです。使用割合に比べて燃費がもう1つです。
最初の1年・7000Kmまでは 52Km/Lほどで 実燃費と計算燃費が合っていました。 しかし最近数カ月の燃費が落ちて来てます。なぜ、落ちてきているのが理由を考えてみます。
燃費が悪くなってきた理由
車のようにエアコン使用は関係有りませんが、 バイクにも燃費が悪くなる色々な理由があります。
季節的な理由
夏に燃費が伸びて冬落ちるのが定番ですが、今回の場合夏に落ちてきているので季節要因ではありません。
ちなみに冬場に燃費が悪くなる理由は、この5つが原因。
- オイルが硬くなる
低温によりエンジンオイルが硬くなるので、フリクションが増え燃費が悪くなります。
冬場は、柔らかいオイル、夏場は固いオイルがおすすめです。 - オートチョークがかかる
冬場のエンジンが冷えている時は、始動性を良くするためにガソリンを多く噴射します。(オートチョーク) その分燃費が悪くなります。 - タイヤ空気圧が低くなる
夏に適正空気圧にしたタイヤは、冬になる空気圧が下がります。温度で体積が減るからです。
空気圧が減ると抵抗になり燃費が悪くなります。最低でも季節ごとに空気圧チェックしましょう。 - 暖気運転が長くなる
冬場に、出発する前に暖気運転を長くするのであれば、その分燃費が悪くなります。 - ガソリンの密度
夏に入れたガソリンは、冬になると体積が減ります。このため、見かけ上燃費が悪くなります。
メカ的劣化
機械は古くなると燃費が悪くなります。各部のフリクションが増えてムダが多くなるためです。
しかし、今はまだ1年・1万Km程度なのでまだヤレてないと信じたい。
タイヤ空気圧
季節要因を除いても、タイヤの空気はだんだん抜けていきます。空気圧が減ると転がり抵抗が大きくなり燃費が悪くなります。月1程度にチェックするのがおすすめです。
空気圧はチェックしているので、今回は当てはまらない
荷物が多い
バイクが重くなると、その分燃費は悪くなります。不必要な荷物が積みっぱなしならば、降ろします。
バイクに常備しているのは、工具・カッパ類で増減してません。人の体重も大して変わってないので、これも当てはまりません。
後ろに乗ってくれる人も居ません。

乱暴な運転
俗にいう、『急』が付く操作をすると燃費が悪くなります。
ゆっくり加速して、停車前は惰性で走るようにすれば燃費は良くなります。
新車の時のような慣らし運転が、燃費には良い運転です。
慣れてきて、急発進・急加速・急停車でエンジン高回転を使うようになるとダメです。
これですね。

PCXの燃費が50Km/Lを切りそうな理由のまとめ
PCXは、全てが手の内にあるのが良いところです。
エモーショナルなものは有りませんが、日常の足+αとして気軽に乗れて過不足ありません。
しかし一般道では、その気になれば流れをリードするだけの実力は持っています。
そのため、勢いよく発進して車と距離を置くような走りになりがちです。そんな走り方は気持ちが良い。
しかし、事故にあい難くて燃費に優しい、トコトコ走りも気持ちが良い。その方向で行きましょう。
おまわりさんも気になるし。
