寒い日に、バイクで出かけようとバイクのエンジンスターターを押します。
『シ~~ン!』

エンジンが掛からない!
どうしよう?
緊急事態こそ、まずは落ち着こう。
そんな時にどうすれば良いのか、知ってれば慌てずに済みます。
エンジンが掛からない時にやる事
- 別の手段を探す
- ロードサービスを呼ぶ
- ジャンプスタートする
- レッカーする
どの手段を選ぶべきか?
それぞれのやる事を比べて決めよう。
1.あきらめて別の移動手段を探す

朝は誰もが忙しく、時計の針の進みが早く感じられます。
あわてて支度をして、いざ出発!と言う時にバイクのエンジンが掛からないと焦ります。

あわてると、いい結果は出ない
事態を悪化させるだけ
わかっていても、エンジンが掛からないと何度もスターターを押してしまいます。
『エッ!』
何が起きているのが理解不能になります。
固まっていても仕方ない。
素直にあきらめて
車・電車等、他の移動手段に乗り換えるのをまず考える
時間がとれる状況になってからゆっくりやろう
いきなり解決になってませんが、
あわててバッテリーを調べてもショートさせて壊すだけです。
人間、あきらめが肝心です。
探すのをやめた時に見つかるのと、同じ考え方です。
- キルスイッチが入っていた
- サイドスタンドが出ていた
良くある話です。しかし、急いでいる時には気づかないものです。
まずは諦めるのが、一番のおすすめ。
2.JAF、保険のロードサービスを呼ぶ

後日、またはその日の用事は諦めてプロに任せるのも賢い選択です。
JAFは車だけでなくバイクのロードサービスも行っています。

- JAFのロードサービスは、『人』に付帯
- 任意保険のロードサービスは『バイク』に付帯
したがって、JAFに入っていれば車もバイクもレンタカーだってロードサービスが受けられます。
自分であれこれやっているより、プロに任せた方が安心です。
JAFには任意保険のオマケとは違う安心感があります。
JAFの詳細なら
⇒JAF会員が増えている理由、バイクの任意保険との違いを比較
JAF加入なら
3.ジャンプスタートで逃れる

他に移動手段が無く、急いでエンジンを掛けるならジャンプスタートです。
他の電源から電気を借りてエンジンをスタートさせる事をジャンプスタートと言います。
何故、『ジャンプ』なのか。
低くなったバイクのバッテリー電圧を、電気を借りて正常電圧に上げるから 上げる ⇒ ジャンプ くらいしか思いつきません。
きっと誰か偉い人が考えたのでしょう。
通常は元気な車を持ってきて、バッテリー同士をブースターケーブルで繋いで電気を借ります。
繋ぐ手順を間違えるとショートするので適当につなぐのはNG。
⇒ バイクのバッテリー上り防止のため、メンテナンスをする方法
昔はバッテリーの品質も悪かったので、バッテリー上りはよく有りました。
ブースターケーブル
このため車にブースターケーブルを常備するのが当たり前でした。
最近はバッテリーの品質や車の充放電管理技術も上がったため、
ブースターケーブルを常備している車はまず居ません。
自宅に置いてある人が多い。
大容量モバイルバッテリー
その代り、ジャンプスタートも出来る高性能なモバイルバッテリーが安価で有ります。
わざわざ車を移動させる事も、ブースターケーブルも要りません。
モバイルバッテリーでのジャンプスタートは手軽に初心者でも出来る。
大容量のバッテリーは、地震や台風などの非常用電源としても重宝します。
とりあえずエンジンが掛かったとしても、バッテリーが上がった原因を調べる必要があります。
キーをオンにしたままだったとか、長期間乗っていなかったとかの理由が有れば良い。
しかし、心当たりがない場合は、バッテリーの劣化やバイクの異常が考えられます。
原因を潰しておかないと再発します。
4.バイクショップにレッカー移動

自己分析・ジャンプスタート・ロードサービスで解決しない場合は、バイクショップに入院です。
本格的にプロに原因分析してもらい、完治させましょう。
ポジティブに考えよう
ツーリングの出先で無くて良かった。
自宅でトラブルが起きた事に感謝しよう。
後ろ向きに考えても、良い事は一つもない。
原因分析~バッテリー交換

エンジンが掛かったら、バッテリーの電圧を測ろう。
キルスイッチなど、ケアレスミス以外で寒い朝にエンジンが掛からないのは、
バッテリーが一番怪しい。
キャブレターの頃は他にも要因はあったけど、燃料噴射のバイクでは対策されている。
残っているのは、バッテリー関連。
簡易的なテスターで十分ですが、買うのであればHIOKIが使い易い。
一生使えます。
エンジンを掛けている状態のバッテリー電圧
エンジンが掛かっている時は、13.5V〜15Vが正常値。
⇒ この範囲外の場合はバッテリーでは無くバイク側の問題です。
素人の手には負えないのでバイクショップに見て貰おう。
エンジンを掛ける前のバッテリー電圧が13V以下で、 エンジンを掛けている状態で13.5V〜15Vの場合は、バイク側は正常でバッテリーの劣化です。
1度上がったバッテリーが復活することはありません。
またすぐにエンジンが掛からなくなる可能性大!
バッテリー交換の時期です。
放置していると、またエンジンが掛からなくて困る事になる。
交換バッテリーの検索

バイクによって、適合するバッテリーのサイズが決まっています。
大きさが違うと付けれません.
まず、自分のバイクに合うバッテリーを探すことから始めよう。
バッテリー交換
バイクに合ったバッテリーであれば、交換は付け替えるだけの容易な作業です。
+-ハーネスを付け外しする順番だけ注意しよう。
GS YUASAは他社の倍近い値段がしますが、安心の日本メーカーです。
しかし、他社がすぐにダメになる事も稀なので、財布と相談です。
⇒ PCXのバッテリー型番と搭載場所!寿命で上りになる前に交換したい
寒い日にバイクのエンジンが掛からないなら まとめ

あわてない事が、一番大切です。
エンジンが掛からない理由は色々あります。
- まずは、キルスイッチ・サイドスタンドを確認します
- それでだめなら、バイクをあきらめて他の移動手段が可能か考える
- ジャンプスタートなら、モバイルバッテリーが有効
- プロに任せるなら、JAFロードサービスし、原因不明ならレッカー
バッテリーは経年劣化するので3年目安で交換と言います。
しかし、不具合が起きていないバッテリーを交換するのは、勇気が要ります。
寒い日の朝は、日頃の行いを悔いて、
お祈りしてからエンジンスタート。
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