バッテリーの寿命は2,3年と言われています。
2年乗っているPCXですが、 最近アイドルストップするとグリップヒーターが電圧低下で停止します。
まだ始動でグズる事は有りませんが、 バッテリー交換時期は近いようです。
PCXに適合するバッテリー型番、バッテリー搭載場所について調べてみました。
PCX(JF81,KF30)のバッテリー型番と搭載場所
バッテリー型番は、ユアサ GTZ8V
現行PCXの純正バッテリーは、ベトナム製ユアサです。
型番:GTZ8V : 12V-7Ah (10HR)
これは、7Aの電流を10時間流せる容量、と言う意味です。他車と横並びで見ると若干大きいのはアイドルストップの関係と思われます。
車種 | バッテリー型式 | バッテリ容量10HR |
PCX | GTZ8V | 7Ah |
NMAX | YTZ7V | 6Ah |
CB250R | YTX7L-BS | 6Ah |
R25 | GTZ8V | 7Ah |
CB400F | YTZ10S | 8.6Ah |
PCXバッテリーはラゲッジボックスからアクセス可能
PCXのバッテリーはラゲッジボックスの先端にあるカバーを手で外すだけで、簡単にアクセス可能です。ヒューズボックスの下にゴムバンドで固定されているだけです。

PCX交換バッテリーの選択肢
PCX純正バッテリーの交換には、鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーの選択肢が有ります。
ベトナム/台湾ユアサがおすすめです。
コスパで選べば鉛バッテリー、
性能で選べばリチウムイオンバッテリーですが、
リチウムイオンはまだ時期尚早で高すぎ。
鉛バッテリーでは、日本ユアサは高すぎるので
ベトナム/台湾ユアサが妥当。
他社は信頼感が薄い。
鉛バッテリーの選択肢
日本ユアサ
他メーカー互換品の4倍の値段がします。
良いものだと思われますが、高すぎ。
以前は『日本ユアサしか選ぶな。台湾などの海外ユアサは別会社なので品質が違う 』 と言われてました。
しかしそれも過去の話です。
海外の品質管理レベルも上がり、日本の要求に答えられるののになりました。
そうでなければ純正バッテリーにベトナムユアサを使うはずがありません。
そもそも、PCXはベトナムからの輸入です。
ベトナム ユアサ(純正と同じ)
他メーカー互換品の1.3倍の値段です。
台湾ユアサ
他メーカー互換品の1.3倍の値段です。
他メーカー品
ギャンブルなので、引きが強い人限定。
リチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリーは、
小さく軽く容量が多く
クランキング能力が高いけれど
高価
リチウムイオンバッテリーの恩恵をうける人
- バイクに乗る頻度が少ない人
- バイクの軽量化をしたい人
- 電装品を多く付けている人
PCX純正バッテリーと互換性のあるリチウムイオンバッテリーはこれらです。

リチウムイオンバッテリーのメリット
- エネルギー密度が高いので、外形サイズが小さくなる
- 鉛バッテリの1/3~1/4の重さ
- 放電能力が高いので鉛バッテリの1.5倍程度の始動力性能がある
- 鉛バッテリの2倍以上の寿命
- 有毒ガスの発生が無い
リチウムイオンバッテリーのデメリット
- 高価
- 高温
- 低温に弱い
リチウムイオンバッテリーの長所は多いが、価格がネックです。
価格差が気にならないのであれば、 リチウムイオンバッテリーはおすすめ出来ます。
価格差ほどの性能差が無いと考えるならば、選択肢にはなりません。
PCXスマートエントリーの操作ミスでバッテリー上がり
現行PCXはスマートエントリーですので、キーを刺す必要がありません。
キーは持っているだけで、メインスイッチをONに回せます。
ON状態でハンドルのスターターを押せせばエンジン始動です。
バイクを降りるときも、キーは使いません。
降りて、メインスイッチをOFFにするだけ。
スマートエントリーに慣れてないためか、キースイッチONのままバイクカバーを掛けてしまいました。
翌朝動かそうとした時にキースイッチがONの状態である事に気付き、凍り付きました。
おそるおそるキースイッチをOFF→ONにしましたが、いつもの照明が光りません。
スターターを押して無反応です。
バッテリーを上げてしまった事実をここでやっと受け止めたのです。
普通のキーであればON状態では抜けません。
スマートエントリーならではのミスです。
それ以来、必ずハンドルロックを掛けてからバイクカバーをする事にしました。
ハンドルロックが掛かってるという事は、キースイッチはOFFだからです。

モバイルバッテリーで復旧
ジャンプスタート用のケーブルを持っていないため、車のバッテリーで始動出来ません。
その日はあきらめて週末に対処する事にしました。
その間にジャンプスタート可能なモバイルバッテリーをポチりました。
週末にはもう手元です。
10000Ah程度の容量であれば5,000円以下で買えます。
これだけの容量が有ればジャンプスタート20回、スマホ満充電3回は可能です。


モバイルバッテリーをバッテリーに接続すると、何事もなくエンジン始動しました。
モバイルバッテリーの進化には驚きます。
その後、1日走って満充電したのは言うまでもありません。
コンビニ休憩でエンジンを停止する時に、再始動できなかったらどうしようと躊躇した事を覚えてます。
PCXのバッテリー型番と搭載場所 まとめ
ベトナム/台湾ユアサがコスパが良いが、価格が気にならないならリチウムイオンを試してみたい。
- コスパで選べばベトナム/台湾ユアサ
- 性能で選べば
1.リチウムイオンバッテリー
2.日本ユアサ
3.ベトナム/台湾ユアサ
4.他社(安いがギャンブル)
台湾ユアサかベトナムユアサかは、その時に安い方でOKです。
出先でバッテリーが突然死すると面倒なので、弱ってきたと感じたら早めに予防交換したい。
ユアサ以外の鉛バッテリーが安価でそそられますが、2,3ヶ月でダメになったという話も聞くし普通に2,3年使っているという話も聞きます。
運が強い人は良いかもしれません。
バッテリーのが上がった時の対処、バッテリーの交換手順は、ここにあります。