PCXは、125ccクラスとしては大柄です。
とは言っても、
- シート高:760mmほど
- 重量:130kgほど
![](https://pcxgo.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
軽くてシートも低いから
立ちゴケとは無縁だよね?
そんな疑問を解消します。
シート高は低いけど、シート幅があるので足着きは良くない
油断すると立ちゴケもあり得ます
カウルに傷が入り、運が悪いとカウルが割れてしまう前に
転ばぬ先の杖として、スライダーを付けるのもいい
こんな内容を知って、スッキリしよう。
しょせん125ccのスクーター。
立ちゴケの心配は無いなんて思ったら、大間違いです。
油断すれば、呆気なくフルバンクしてしまう。
PCXは足つきが良くない!【軽いスクーターでも失敗する】
![PCXは足つきが良くない!【軽いスクーターでも失敗する】](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2023/07/ashituki-1_R.jpg)
![](https://pcxgo.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
PCXで立ちゴケなんて
する訳ないでしょ!
誰でも、最初はそう思います。
一般的なMTバイクのシート高・重量
- シート高 800~840mm
- 重量 180kg~250kg
比べて、PCXは
- 50cmもシートが低く
- 50kg以上、軽い
PCXで立ちゴケなんて、小柄で非力な人しかあり得ない。
どれだけ、軟弱なんだよ!
そう思いますよね。
でも、人生は厳しい。
PCXは、意外と足つきが悪い
![PCXは、意外と足つきが悪い](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/03/pcx-seat_R.jpg)
PCXのシートは横幅が有るので、足つきが良くない
身長170cmで、カカトが付かない
MTバイクに比べ、スクーターはシート幅あるのでガニ股になり、足つきが良くない。
ステップフロアも足つきの邪魔をする。
PCXもその例に漏れず
170cm 標準的な日本人体形が乗車姿勢をとると、足裏半分程度となる。
シートの前の方に座ってやっと、両足ベッタリ。
![](https://pcxgo.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/ojisan.png)
片足の指先が付けば
十分!
ベテランはそういうけど、そんな達人ばかりじゃない。
両足のカカトまでベッタリつく安心感をPCXに期待するなら
175cm以上ないと難しい。
軽いスクーターでも失敗する
![軽いスクーターでも失敗する](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2021/02/light_R.jpg)
足つきがイマイチだって、軽いから大丈夫?
失敗は誰にでもある、人間だもの
想像より足つきが良くないとしても、130kgほどと軽いのは確か。
![](https://pcxgo.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/ojisan.png)
軽いから、
バランス崩しても耐えられるでしょ?
でも、
アッと思った時には、もう何ともならないことが多い。
- 路面の浮き砂に足を取られる
⇒ ズルッ - 濡れた白線・マンホールで足が滑る
⇒ ズルッ - 路面の凹部に足を置いた
⇒ 地面が無い - 低速走行中に前ブレーキ
⇒ 握りゴケ
押し歩きでやらかすこともある。
いずれも、『アッ!』と思った時には手遅れ、もうコケてる。
時間は止められない、止まらない!
マフラーが傷ついてしまったら
スクーターに立ちゴケ対策は必要か?
![スクーターに立ちゴケ対策は必要か?](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/03/PCX-ice_R.jpg)
立ちゴケによる被害をどうとらえるのか?
- 走行不能にならないのならOK
⇒ 立ちゴケ対策は不要 - バイクが傷つくのを避けたい
⇒ タイtゴケ対策は必要
スクーターは、シフトペダル・ブレーキペダルが足元にありません。
だから立ちゴケにより、それらが曲がっても走行不能にはなることは無い。
想定される被害
![想定される被害](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2023/02/character_money_saifu_cry_R.jpg)
- カウルの傷・割れ
- ブレーキレバーの曲がり・折れ
スクーターは、左右レバーともにブレーキです。
なので、片方が折れて使えなくなっても、ゆっくりであれば走行可能です。
だから、MTバイクのように走行不能にはならない。
カウルの傷・割れが受け入れられるか否かで、立ちゴケ対策の要否が分かれます。
フルカウルバイクも同じなのだけど、
カウルの傷・割れは、意外と高額修理になる
傷ついたカウルを元通りにすることは、まず不可能です。
遠目で解らない程度に直すのが精一杯。
なので気になるのであればカウル交換になるけど、カウルの価格は高く最低でも2万円から。
立ちゴケ対策の費用が修理代を下回るのであれば、立ちゴケ対策はやっておいた方が良い。
PCXの立ちゴケ対策でスライダー!
![PCXの立ちゴケ対策でスライダー!](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/02/pcx-slider-5_R.jpg)
立ちゴケ対策と言うと、精神論・べき論に終始することが多い。
- 周囲に気を配る
- 路面状況を見て足を出す
- 取り回しでバイクを傾けない
- 低速で前ブレーキを掛けない などなど
もちろん注意は大事だけど、やらかすこともあります。
やらかしたときのために、PCXにもスライダーという提案です。
スライダーというと、MTバイクのものというイメージしてませんか?
PCXに使えるスライダー
![PCXに使えるスライダー](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/02/PCX-side_R-1.jpg)
立ちゴケで傷つき易いのが、4つの赤丸部分。
- マフラー
- フロアーサイドカバー
- フロントサイドカバー
- トップケース
予防措置としてスライダーを付けておけば、無傷で済む場合も多い。
ひと口にスライダーと言っても、いろんなタイプがあります。
マフラースライダー
![マフラー プロテクター](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/02/pcx-slider-2_R.jpg)
マフラーの上に取り付けて、マフラーの接地を防ぐ。
CNCアルミ製。
ステップボード バンパー
![ステップボード バンパー](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/02/pcx-slider-1_R.jpg)
マフラーと並び、立ちゴケで一番傷つきやすい部位がステップボードのサイド部。
そこにバンパーを巡らせてしまうパーツ。
無骨だけど、それがいい。
アクスルプロテクター
![アクスルプロテクター](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/02/PCX-ENDURANCE-3_R.jpg)
PCXはシングルディスクなので、足元が寂しい。
ドレスアップアイテムとしても使えるのが、アクスルプロテクター。
汎用 プロテクター
![汎用 プロテクター](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/02/PCX-ENDURANCE-2_R.jpg)
マフラーカバーのねじ止めなど、表面のM6ねじを置き換えて傷から守ろうという汎用パーツ。
フロントフェンダーのねじ止めなどにも、使える。
エンデュランス製なので、安心。
フロントサイドカバー 保護
フロントサイドカバー部は、ネジ穴も無くプロテクターを付けるのが困難です。
フィルム型の無色プロテクトシールを貼っておこう。
フィルムに弾性があり、キズから守ってくれる。
可倒式レバー
可倒式レバーに交換しておくのも良い。
転倒に備え、レバーが曲がるようになってます。
レバーが折れて操作不能になることが無い。
レバーについて詳しくなら
バイクがピカピカだと、立ちごけしがたいらしい
PCXの立ちゴケ対策でスライダー! まとめ
![PCXの立ちゴケ対策でスライダー! まとめ](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/02/pcx-slider-3_R.jpg)
PCXを始めとしたスクーターは全身がカウルで覆われているため、ある意味フルカウルです。
立ちゴケするとカウルに傷が入り、運が悪いとカウルが割れてしまう。
カウル修理は高額なので、立ちゴケ対策する価値はあります。
軽いPCXでも、油断すると立ちゴケすることはある。
- 転ばぬ先の杖として
- ドレスアップとして
対策をしておこう。
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