夏しかバイクに乗らないのは、勿体ない。
冬は、防寒装備さえしっかりすれば、夏より乗りやすい季節です。
夏に汗だくになるのは防ぎようがないが、
寒いのは装備の力で凌げます。
防寒というとジャケットが注目されがちですが、下半身が冷えると底冷えする。
しかし、 着すぎるとミシュランマンのようになり、汗だくです。

バイクの防寒パンツは色々有るけれど、どれを選べば良いか解らない
そんな悩みを解消します。
- 最低気温10℃以上の晩秋は防風パンツ
- 最低気温5℃~10℃の初冬はインナー追加
- 最低気温0℃~5℃の真冬はオーバーパンツ
- 最低気温氷点下の極寒に履くパンツはこれだ
こんな内容を知って、スッキリしよう。
ミシュランマンにならない、オシャレなオーバーパンツは有ります。
最低気温10度以上は、防風パンツがおすすめ
秋になって最低気温が15℃を切ってくると、Gパンのみでは寒さを感じてきます。
バイクは風の影響で体感温度が低く感じる。
湿度の影響も有りますが、概算は『風速1m/sで-1℃』と感じます。
秒速10mは時速36Kmですので、
- 10℃の時に36km/hで走ると体感温度0℃です。
- 10℃の時に72km/hで走ると体感温度-10℃です。
気温が10℃に成ったら、防寒重ね着の第1段階、ミドルウエアを発動します。
防寒重ね着の3段法則
- アンダーウエアで、汗を吸収し肌をぬらさない
- ミドルウェアで、温かい空気を外に逃がさない
- アウターで、外乱(風、雨)をシャットアウトする
防風パンツで、走行風による体感温度低下を防ごう。
ぱっと見は普通のパンツですが、裏地加工により風を通しにくくすることで体感温度が下がるのを防いでいます。
1.コミネ 防風カーゴパンツ
伸縮+防風+保温の機能を持つ3層構造生地。
中綿を使ってないのでスリムでおしゃれなスタイルを保てます。
2.ラフアンドロード ウインドガードデニムパンツ
ウエストパッド、ニーパッド標準装備
ウエストサイズが微調節できるのでジャストフィットな外観になる
3.ワークマン イージス360゜
ワークマン イージス360゜透湿防水防寒ストレッチデニムパンツ
言わずもがなの、イージス。
腰が出にくいハイウエストで、ストレッチ、内部ニーパット、リフレクト付き。
もちろん透湿防水。

最低気温5℃~10℃は、防風パンツ+インナーがおすすめ
あっという間に紅葉の季節が終わり、季節は冬です。
これくらいの気温になると、防風パンツだけでは心もとなくなって来ます。
アンダーウエアをプラスし、重ね着を発動します。
防寒重ね着の3段法則
- アンダーウエアで、汗を吸収し肌をぬらさない
- ミドルウェアで、温かい空気を外に逃がさない
- アウターで、外乱(風、雨)をシャットアウトする
モタ付かないのでコンプレッションタイプもおすすめです。
アンダーウエアは、『どうせ見えないし』と手を抜きがちです。
しかし、肌着メーカーの綿素材や、毛糸のものはNGです。
汗がべたつき、汗が冷えて風邪を引きます。汗を素早く吸収し肌を冷やさない素材を選びます。
本当は、肌に触れるので力を入れるべきウエアです。
4.Henly Beginsインナーパンツ
前面に防風生地、背面は起毛ストレッチ素材を採用したライディング用防風・防寒インナー
5.ワークマン チャージヒートロングタイツ
吸湿発熱機能を持った新素材で作られたタイツ。
やわらかな肌触りで毛玉になりにくい加工済みなので、使い倒せ!

最低気温5℃以下はオーバーパンツがおすすめ
最低気温が5℃以下の真冬になると、インナー+防風パンツの組み合わせは、短時間の街乗りが限界です。
長時間乗ったり、高速道路に乗る場合は、オーバーパンツを追加し重ね着3段法則が完成します。
防寒重ね着の3段法則
- アンダーウエアで、汗を吸収し肌をぬらさない
- ミドルウェアで、温かい空気を外に逃がさない
- アウターで、外乱(風、雨)をシャットアウトする
アウターは、下にインナー・ミドルを着込むので少し大きめサイズを選びます。
冷たい風は通さないけれど、汗による内部の湿気は放出出来るよう、透湿素材がいい。
しかし、透湿機能素材は値段が張ります。上半身と異なり下半身はそれほど汗をかかないので、気温と相談してインナーを変えるなどで対応も可能です。
ミドルの防風パンツと、アウターのオーバーパンツは、何が違うのでしょう。
機能的には同じで、下にパンツを履けるように大きめ・太めが違いに見えます。
しかし、ミドルを履かずにオーバーパンツだけ履くのは、ブカブカしておさまりが悪いので止めましょう。
何かあって、オーバーパンツを脱ぐ事になると困ります。
6.RSタイチ オーバーパンツ
カジュアルなルックスに防水・膝 CE プロテクターなどライディング機能を搭載
7.ラフアンドロード オーバーパンツ
防水・透湿仕様
キルティング仕様の別体式インナーパンツなので、冬は暖か。
春から秋にかけてはインナーを取り外して、長期間使える。
8.ワークマン ディアマジックダイレクト綿リップ防風防寒パンツ
ハイバックなので背中が出にくい。
それでいてシルエットがきれいな動きやすいスタイルです。
9.ラフアンドロード ホットレッグシールド
スクーターなら、膝掛け型も有効です。
ラフアンドロードの使用感
ワークマンに行くか、バイク用品メーカに行くか、悩ましいところです。
このラフアンドロードのオーバーパンツは4シーズン着ました。やれては来ましたが今年もまだ行けそうです。温かさを求めるとモコモコしがちですが、すっきりしたシルエットな方だと感じてます。
防風に加え防水機能も有り、バイクの姿勢を取りやすいよう膝ギャザーも当然付いてます。

オーバーパンツは風を通さないように、ファスナーでガバッと開きません。
ギリギリでトイレに駆け込むと、間に合わず悲惨な事になりますので要注意です。

綿入りのインナーが分離できる構造です。
膝のプロテクター位置もコードで調節出来ます。

オーバーパンツは通常パンツの上からはくように出来れいるので、幅などが太く出来てます。
走行風でばたつかないよう、絞れるようになってます。

最低気温 氷点下のバイクは・・・
氷点下でも、道路が凍結していなければバイクで遊べます。
常人には理解してもらえない、向こう側の人達です。
きっとこだわりが有るはずなので言うべき事は有りませんが、電熱など如何でしょうか。
保温と発熱ではレベルが違います。
10.コミネ エレクトリックインナーパンツ
最後は飛び道具の発熱インナー。
内蔵のカーボンファイバーヒーターが腿から膝をしっかり温めます。
最大消費電流3.6A/43.2W/DC12V。

細身でおしゃれなおすすめ冬パンツ、オーバーパンツ まとめ
寒さに強い人・寒がりな人、個人差が有るのでこの気温を目安に、体感で合わせこみをすれば、冬でもバイクを楽しめます。
使い捨てカイロや缶コーヒーで補強して、好みの温かさを探してもいい。
最近は機能素材が一般的になってきました。
高価な吸湿発熱素材も徐々に手頃な値段になってきました。
次はどんな機能素材が出てくるか楽しみです。
エンタープライズ号の制服みたいな、薄くて強靭なのが早く出来ないか、待ち遠しい。
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