寒くなってくると、昔の人はどう寒さを凌いでいたのか気になります。
上の浮世絵は、歌川豊國(国立国会図書館デジタルコレクション) 。
江戸時代の防寒装備が見て取れます。
- 雪が降っているのに裸足に下駄ばき
- 頭巾をかぶって手ぬぐいを首に巻いてる
- 厚手の着物ですが、裾から冷気が入り放題
『知らないものは欲しがらない 』 と言います。
フリースもダウンも知らない当時の人は寒さへの耐性レベルが違うのでしょうか?
今の時代では、この格好で冬を乗り切れられる気がしません。
そんな当時の人さえ、首に手ぬぐいを巻いてます。
そう、ネックウオーマーの起源はここにありました。
(根拠ナシ)

そろそろ
どんなネックウォーマーを選べば良いのか
教えてよ!
冬のバイクに欠かせないのは、ネックウオーマーです。
ネックウオーマーは、高いものでも3,000円程度。
色々試して遊んでもいいけれど、
暖かさが違うおすすめネックウォーマーを紹介します。
冬のバイクを快適にするために
防寒のキモ
- 温まった空気を保持し、隙間風や体の動きで温かい空気を外に押し出さない
- 汗で体が冷えないよう、水分を放出する
風にさらされるバイクは、首元や手首から風が入り
温まった空気を追い出してしまいがちです。
- 手首はガントレットタイプのグローブでふさぐ
- 首元はネックウオーマーでふさぐ
2つの『首』から出て行かないように、暖かい空気を閉じ込めよう!
ガントレットタイプというのは、袖まで手袋で覆ってしまう裾の長い手袋です。
見た目を気にしなければハンドルカバーですが、
見た目がアレなのでなかなか踏ん切れないものです。
ネックウォーマー選びで気を付けること
首には太い動脈が走っているので、
首が冷えると首で冷えた血液が体中に巡ってしまいます。
ネックウオーマーで首が温まると、体中が温まります。
そんなネックウォーマーをバイク用途で買う時の注意点は3つ。
- 防風機能があること
- ヘルメットと干渉しないこと
- マフラーを使わないこと
1.防風機能があること
フリースは軽くて肌触りも良い。
普段使いのネックウオーマーには最適です。
しかし、風を通すのでバイク用途には向いてません。
風を通さない素材で表面を覆ったり、
フィルム状にして間に挟んだりして
防風性能のあるネックウォーマーを選ぼう。
2.ヘルメットと干渉しないこと
分厚い方が暖かそうなので分厚いネックウオーマーを選びがちです。
けれど、ヘルメットとの干渉に注意が必要です。
冬は暖かいからフルフェイスヘルメットを使う事が多い。
分厚いネックウオーマーだと、肩とヘルメットに挟まれて
ばねワッシャー状態になり首が回りません。
ムチ打ちじゃ無いのだから、これは危険!
薄くて暖かいネックウォーマーを選ぼう。
3.マフラーはNG
マフラーをカッコよくxx巻きにしてバイクに乗っている人を見かけますが、NGです。
マフラーが緩んでホイールに巻き込まれたらどうなるか、
想像しましょう。

おすすめネックウオーマー5選
バイク用途におすすめのネックウォーマーを、5つ紹介します
1.ラフ&ロード ウインドストッパーマルチウォーマー極寒
裏がボアで表はウインドストッパー。
厚過ぎず・肌ざわりが良くて・値段も手ごろ、と最強です。
極寒と名付けただけあって、
雪がちらつく中で使った時も中はぬくぬく、
外は風をシャットダウンしてくれます。
首以外の部分が寒くて我慢できなくなるまで首は暖かいままです。
顔まで覆うタイプではないので、めがねが曇る事も有りません。
ネックウオーマーの筒の太さも、
太すぎて隙間風が入ったり、
ずり落ちたりという事は有りません。
首・耳・鼻をしっかりカバーしてくれます。
逆に細すぎて苦しい事も無い、絶妙な太さ。
見た目は何の変哲も無いのに、
やはりバイク用品メーカなので
バイクでの使い勝手(防風・ズレ防止)が良く考えられてます。
170cm平均的な体形での感想です。
身長は関係ない?
機能とは関係有りませんが、
ROUGH&ROADの赤いタグがワンポイントで気に入るに違いない。
2.コミネ フェイスマスク
頭からすっぽりかぶるタイプなので、
ずり落ちて寒くなるというネックウオーマーのネガを克服してます。
首回りは厚めの生地、頭部は薄い生地なのでヘルメットとの干渉も気になりません。
メガネが曇るのは構造上致し方ないので、メガネ側で対策しよう。
このタイプは、ヘルメットをかぶる時にどうしてもズレます。
それを計算してズレた状態でヘルメットをかぶるのがコツです。
最初はコツが掴めないので旨くかぶれずイラつきます。
それを乗り越えられないと使えないものとして終わります。
頭部はかぶらずに、通常のネックウオーマー的な使い方も出来ますが、
その使い方であれば、上のラフ&ロードをすすめます。
このコミネはハマれば、唯一になるポテンシャルは有ります。
ただ、装着したままコンビニに入ると、撃たれるかもしれません。
3.ワークマン
バイク用品メーカの防風性には敵いませんが、街乗りには使えます。
2枚重ねにしても良いくらいの値段です。
コスパで選ぶなら、ワークマンには敵わない。
4.電熱ネックウォーマー
これは使ったことが有りませんが、『電熱 』 に反応して入れました。
電熱の威力は、グリップヒーターで身に染みているからです。発熱と保温はレベルが違います。
持続時間が実力的にはどれくらい持つのか気になります。 ネタとしてもおもしろそうす。
5.彼女の手編み
暖かいに決まってます。
ツーリングにこれを持ってくる人とは、友達になれません。
まとめ
防寒対策は、総合力です。
首が寒く感じるのでネックウオーマーを変えて暖かくすると、
今まで気にならなかった手首が気になって来たりします。
その次は足先かもしれません。
いずれ、試してみたくなるグリップヒーター、ハンドルカバーについては、ココ!
良いジャケットを買って終わりで無いのが、面白いところです。
江戸時代のように、手ぬぐいを巻いてみるのも面白いかもしれません。
裸足はさすがに無理です。
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