バイク用のガレージがあれば、夜遅くまでバイクをいじれる。
好きな音楽を聴きながら、
バイクメンテの休憩に飲むコーヒーは、
美味しいに決まってる。
しかし日本の住宅事情では、そんな恵まれた人は一握り。
屋外でも、バイクを駐車する場所を確保できれば良し、とするしか有りません。
けれど、バイクを野ざらしすると、
アッと言う間にサビが浮いてきて、塗装が色あせる。

バイクカバーの種類が多くて選べない
100円ショップのカバーから
5万以上するのまであるけど
何が違うの?
そんな疑問を解消します。
- バイクカバーに必要な機能、無くても良い機能
- バイクカバーのサイズ選び方
- バイクカバーの寿命
- バイクカバーの価格帯
- おすすめのバイクカバー
こんな内容を知って、スッキリしよう。
バイクカバーは、消耗品です。
コスパで選ぶと、幸せになれる。
バイクカバーに必要な機能、無くても良い機能

- 耐熱性のある素材
- 防水性のある素材
- 丈夫な素材
- 裾が絞れる構造がある
- 通気口が有る
- 目立ちにくい
バイクカバーには、色々な機能があります。
1~4は、必須の機能。
5,6は、あったら嬉しいけど必須ではない。
多機能なカバーは高価なので
必要な機能のみがあるコスパのいいバイクカバーを選びたい
1.耐熱性のある素材のバイクカバー
帰って直ぐカバーを掛ける人には必須。
ツーリングから帰ってすぐにバイクカバーを掛けると
熱くなっているマフラーでカバーが溶けます。
バイクカバーに穴が開くのも痛いけれど、
溶けてマフラーに固着したカバーの残骸は、泣けてくるほど取れない。
マフラーが冷えるまで待ってからカバーを掛ければ良いけれど、
待ってられないのであれば、耐熱性のあるカバーが必須となる。
生地全体で無くて、マフラー周辺のみ難燃でOK!
走り終えて直ぐにカバーを掛けると
カバー内が高温になるので、樹脂やゴム類の劣化が進みます
出来れば、少し時間を置いてからカバーを掛けたい
2.防水性のある素材のバイクカバー

屋外保管なら、必須!
完全に雨の掛らない場所を確保できれば不要ですが、
そうでないなら、雨でバイクカバーが濡れては話にならない。
バイクカバーは全て防水加工済みだという先入観があるけれど
屋内使用前提の、ホコリよけカバーなんてのもあります。
撥水スプレーで復活
時間とともに撥水性は劣化するので、水弾きが悪くなったら撥水スプレーで復活させよう。
バイクカバーの撥水スプレーなら、撥水スプレーとして定評のあるロックタイトの『DBL-380』。
シリコンとフッ素の両方を配合することで、撥水持続力を従来の10倍にしたという製品。
10倍は大げさだけど、効果が倍以上続くのは体感できる。
撥水スプレーには2種類あります
- シリコン系
- フッ素系
バイクカバーには、シリコン系の撥水剤を選んだ方が幸せになれる。
効果の持続性はシリコン系が上回るからです。
フッ素系は擦れには弱く、効果の持続性は弱い。
シリコン系のネガは、透湿素材に使うと透湿機能が無くなる場合があること。
蒸気を通す微細な穴を、シリコンが塞いでしまうからです。
フッ素系のネガは、成分の中に微量だけれど環境負荷物質が含まれること。
環境に気を配るのであれば、フッ素はおすすめ出来ない。
3.丈夫な素材のバイクカバー
もちろん、丈夫な素材は、必須。
ペラペラで、ちょっと劣化したり、ちょっと引っかけただけで破れては困る。
デニール表記や口コミを参考にして、厚手のカバーを選ぼう。
デニールは生地の糸の太さで、数字が大きいほど分厚くて丈夫な糸になります。
200ディール以上あると丈夫なカバーです。
逆に300以上あると分厚すぎて、収納とかの取り扱いが面倒な部分も出て来ます。
200~300程度がおすすめです。
4.裾が絞れる構造があるバイクカバー

スソが絞れるのは、必須。
台風の時に、カバーを付けたバイクが倒れている映像を見られた事が有ると思います。
バイクの下から吹き込んだ風により、カバーが膨らんでパラシュート状態になり倒れるのです。
バイクカバーの裾の周囲にひもが縫い付けられており、巾着状に絞れるカバーがおすすめです。
台風の時はカバーを取った方が良いという人もいるけど、雨ざらしにするのも気が引ける。
バイクにカバーを掛けた後に、ひもを引っ張って裾をバイクに密着させておけば、風を巻き込んで倒れ難くなります。
巾着状に絞れれば、風によりバイクカバーが動きバイクと擦れて傷になる事も防げます。
バイクカバーにセンターベルトが有り、車体中央で左右カバーを固定出来れば、さらに万全です。
5.通気口が有るバイクカバー

通気口はあった方が良いけど、必須とまでは言えない。
バイクに湿気は大敵です。
しかし、バイクカバーをするとカバー内に湿気が溜まりがちです。
乾いた外部の空気が循環される構造だと、湿気が抜けやすい。
バイクのミラー部にくる部分のバイクカバーに通気口が付いたカバーがおすすめです。
バイクの下から入った外気が通気口から抜ける事で換気出来るからです。
これが無いと、決定的にダメかと言われると、そんなことは無いけどね。
6.目立ちにくいバイクカバー
目立ちにくいのは黒のバイクカバーだけど、必須では無い
バイクカバーには2種類があります。
- 銀色で日光を反射して内部に夏がこもらないタイプ
- 黒色で目立ち難いタイプ
バイクを置く場所によって銀色と黒色を使い分けよう。
直射日光が当たる場所に保管するなら、銀色がおすすめ。
銀色の方が熱がこもらないし、カバーも長持ちする。
目立ち難い黒のバイクカバーの方が、盗難対策にはなります。
バイクカバーの寿命

バイクカバーの寿命は、保管場所で大きく変わる。
- 直射日光が当たる場所・・・・2年程度
- 直射日光が当たらない場所・・・4年程度
直射日光の紫外線は、バイクカバーをあっという間に劣化させる。
どんなに高価なバイクカバーでも、数年で生地が簡単に裂けるようになってしまう。
それだけのダメージからバイクを守ってくれたと、成仏を願うしかない。
風雨はしのげなくても、ちょっとしたヒサシ程度でも有ると無いとでは大違いです。
可能なら、直射日光が当たらない場所にバイクを保管したい。
バイクカバーの価格帯は、1万円程度が上限
財力がある方には関係ありませんが、バイクカバーは消耗品です。
何万もするような高価なバイクカバーも3年もすればボロくなります。
透湿素材を使った高価なカバーもありますが、5年以上使うのは無理です。
高価なバイクカバーを買って大事に使うより、ほどほどのものを買って買い替えのサイクルを早くする方が満足感は高い。
上限1万円程度がコスパが良い。
バイクカバー2枚重ね
バイクカバーのダメージは紫外線が支配しています。
なるべく紫外線に当てないようにすれば長持ちします。
紫外線対策として、バイクカバー2枚重ねする方法があります。
バイクカバーがボロくなってきて新しいバイクカバーを買っても、古いものを捨てません。
新しいカバーの上に2枚重ねで古いバイクカバーをかぶせます。
そうすれば、紫外線は古いカバーが受け持って、
雨は内側の新しいカバーが受け持ってくれます。
古いカバーが破れたりして限界に来たら、もう1枚買ってローテーションしよう。
1枚を買い換えていくより、ずっと長持ちします。
バイクカバーのサイズ選び方、大きめが良いのか?

バイクカバーは、大は小を兼ねます。
裾が絞れる構造のカバーを選んでおけば、大きすぎても裾を絞ればバタつく事は有りません。
逆に、ハンドルカバーを付けたり、トップケースを付けたりしてもカバーの丈に余裕があれば対応できます。
また、ジャストサイズだとカバーを掛けにくいため、カバーとタンクが擦れてキズ付くことも有る。
バイクカバーメーカーには、車種別推奨サイズが掲載されています。
それより1サイズ大き目がおすすめです。
Lサイズが推奨ならLLサイズがおすすめです。
サイズによる値段差はわずか。
おすすめのバイクカバー 2選
10年以上に渡り、色々なバイクカバーを使ってきましたが、
1万円以下で、必須の機能が満足できたのは2つだけです。
- 黒ならデイトナのバイクカバー
- シルバーならヤマハバイクカバー
高価なら、良くて当たり前なので何の感動もない。
1.デイトナのバイクカバー
建物の影や、カーポートの片隅など、多少なりとも直射日光が遮られる場所では、目立ちにくい黒のデイトナのバイクカバーがおすすめ。
上に挙げた観点を網羅していて、耐久性もあり満足感が高い。
より撥水性を挙げた、ウォーターレジスタントシリーズも有りますが、通常版を 2枚重ねすれば十分です。
400CCクラスならLサイズ。
2.ヤマハバイクカバー
直射日光があ当たる過酷な場所の場合、黒のバイクカバーだと熱がこもり樹脂やゴムの劣化が気になるので、シルバーのヤマハバイクカバーがおすすめ。
安価なEタイプもありますが、難燃性で通気口のあるFタイプがおすすめです。
防水性などが高いGタイプまでは不要。
2枚重ねすれば十分です。
400CCクラスなら2Lサイズが妥当。
長期間バイクに乗らない場合のバイクカバー

冬は乗らないとか、長期出張で何カ月も乗らない事が決まっている場合は、カバーをしっかり掛けておこう。
バイクカバーは、下部が開いているので下から湿気が入り込み易い構造です。
長期間乗らない場合は、
タンクなどは傷つかないようバスタオルで保護してから、ブルーシートを広げた上にバイクを置いて、ブルーシートを巻きつけてからバイクカバーを掛蹴るのがおすすめ。
バイクを半密封する事で湿度から守ります。
2,3ヶ月程度では不要ですが、それ以上ならガソリンを抜いて、バッテリーも外しておいた方が安心です。
バイクカバーに必須の機能4選 まとめ

バイクカバーは、大事なバイクを風雨から守ってくれます。
疲れて帰ってきた後に、あれこれやってられないので
サッと掛けれてそこそこの性能のコスパの良いものを使いまわそう。
カバーだけでは不安なら、
⇒賃貸のコンテナ・ガレージがバイクの保管におすすめな3つの理由!
バイクカバーは数年でボロボロになるものと諦める。
その分バイクを守ってくれたのです。
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