バイクにとってタイヤは超重要なパーツです。
走る・止まる・曲がる。
全てタイヤを通してしか、アクセスできない。
タイヤには、バイアスとラジアルの2種類があります。

何が違うの?
タイヤの違いなんて、分かるの?
どっちがおすすめ?
そんな疑問を解消します。
ラジアルタイヤとバイアスタイヤの違い
バイアスタイヤの弱点克服のためラジアルが開発された
ラジアルタイヤの特性
- 剛性があるので、ヨレない
- 安定感がある
バイアスタイヤの特性
- 安い
どっちがおすすめ?
- 標準がバイアスでも、ラジアルに交換がおすすめ
- ラジアルに変えると、シャキッとする
こんな内容を知ってスッキリしよう。
タイヤは、ケチってはいけないパーツ。
効果が怪しいパーツを買うより、いいタイヤを買う方が、絶対おすすめ!
ラジアルタイヤとバイアスタイヤの違い

バイアスタイヤとラジアルタイヤは、構造が違う
バイアスタイヤの弱点克服のため、ラジアルタイヤが開発されました
タイヤ選びの大きな分かれ道が、
- バイアスタイヤにするか
- ラジアルタイヤにするか
なんとなく、

ラジアルタイヤの方が高性能!
そんなイメージだけで選んでませんか?
バイアスとラジアルの違いを知って、賢く選択しよう!
ラジアルタイヤとバイアスタイヤの構造の違い

- バイアスタイヤ:
カーカスがトレッドの周(回転)方向に対し斜め(BIAS)に配列されています
高速耐久性を向上する為に、カーカスをベルトで締め付ける構造を採用しているタイプもあります。 - ラジアルタイヤ:
カーカスがトレッドの周(回転)方向に対し放射状(RADIAL)に配列されています。 カーカスをベルトで上から締め付ける構造。サイドウォールとトレッド部では全く異なる性能を持っています。
使う側からしたら、構造の違いなんて関係ない。
詳細にはツッコミません。
このあたりが知りたいマニアは、コッチ
バイアスタイヤが始まり

最初はバイアスタイヤだけでした。
バイアスタイヤは、タイヤ全体を均一な構造で作ってます。
だから、サイドウォールとトレッドが同じ構造で、同じ特性です。
ラジアルタイヤの登場

- サイドウォールは、もっとしなやかに
- トレッドは、もっと高剛性に
そんな、相反する要求に答えたい!
部位によって特性を最適化するためラジアルタイヤが生まれました。
- サイドは、しなやかに
- トレッドは、高剛性に
作り分けられるのが、ラジアルタイヤの特徴
具体的には、
- 扁平率を下げてタイヤのたわみを抑えることでカーカスが減らせる
- 減らしたことにより、サイドウォールをしなやかになる
- ラジアル上にカーカスを配置することでも、しなやかなサイドになる
- 逆にトレッドにベルトを撒くことで、トレッドの剛性を上げる
ラジアルタイヤとバイアスタイヤの性能比較

『ラジアルタイヤが全てにおいて上位互換じゃない』
どの特性を優先するかで、選択は変わる
一般的には、こういわれてるけど、
ラジアルタイヤの方が高性能!
ネガは、 価格だけ
構造が違うので特性が違います。
後発のラジアルタイヤが、全てにおいてバイアスを上回る訳ではありません。
特性差をまとめると、こうなります。
バイアスタイヤ | ラジアルタイヤ | |
低速乗り心地 | 良い | - |
高速乗り心地 | 良い | |
耐荷重 | 重くても平気 | - |
耐久性 | - | 長寿命 |
グリップ | - | ハイグリップ |
剛性感 | - | 高い |
軽さ | - | 軽い |
悪路 | 平気 | - |
価格 | 安い | - |
バイアスタイヤの特徴

- 構造が簡単なので、安い!
- サイドが強い
バイアスタイヤは、タイヤ全体がしなやかなので、乗り心地がいい。
けれど、高速になると腰砕けになってしまう。
一般的にはこういわれてるけど、ラジアルタイヤは進化してます。
低速での乗り心地も、改善されてます。
構造が簡単なので、安い!
バイアスタイヤの特徴は、安いこと。
昔ながらの単純な製法なので、安価に作れるのが特徴!
サイドが強い
岩などにヒットしやすいオフバイクは、タイヤサイドがダメージを受けにくいバイアス
タイヤサイドがトレッド面と同じ構造なので、サイドが強い。
だからオフタイヤは、バイアスタイヤしかあり得ません。
ラジアルタイヤの特徴

各部の特性を最適化したのが、ラジアルタイヤ
部位によって作り分けられるのが、ラジアルタイヤのメリットです。
- トレッドは、ガッチリした剛性でハイグリップ
- サイドは、柔らかくして路面追従
高速になっても腰砕けないし、路面追従性もいい。
タイヤがカッチリしてるので、安心してコーナリングできます。
あなたは、どの特性を優先しますか?
どちらにしても空気圧は、小マメに管理したい。
ラジアルとバイアス、どっちがおすすめ?

ラジアルタイヤがおすすめ
純正バイアスタイヤから交換すると、世界が変わる
後発のラジアルタイヤが劣っているのは、価格だけです。
同じタイヤサイズで、ラジアルとバイアス両方のタイヤが有るなら、どっち?

適材適所でしょ!
通勤にラジアルはオーバースペック
そんな八方美人の回答は、誰にも求められてません。
タイヤをケチってはいけない

オーバースペックの何がいけないのか?
通勤でも、ここぞという場面はあります。
そんなときにラジアルなら、安心して身を任せられる。
価格さえ許せば、ラジアルがおすすめ!
バイアスでも、転倒しないかもしれない。
バイアスでも、転倒しないかもしれない。
けど、幸運は、こんなとこで浪費するものじゃない!
タイヤは一番ケチってはいけないパーツ
ラジアルタイヤの端が残ってても、恥ずかしくない
タイヤ、バイアスとラジアルの比較 まとめ

ラジアルタイヤの弱点は、価格だけ。
予算が許せば、ラジアルタイヤがおすすめです。
バイアスタイヤの進化系がラジアルタイヤです。
新車の標準タイヤがバイアスだとしても、次はラジアルを使いたい。
剛性感があがり、バイクがシャキッと見違える。
安心して身を任せられるに違いない。
また1つ、バイクが好きになる。
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