バイクがアウトローになった日【いつまで不良の乗り物を続けるの?】 | PCXでGO!
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トリビアバイク知識

バイクがアウトローになった日【いつまで不良の乗り物を続けるの?】

アウトロー トリビア
サンフランシスコ・クロニクルを引用
  • ワイルド・エンジェル
  • イージーライダー
  • ハーレーダビッドソン&マルボロマン
  • ヘルライド

60年代以降アメリカで多くのバイカームービーが生まれました。

バイク乗りの暴力を描いた映画です。

『バイク=反社会』は定着し、その流れは今でも続いています。

なぜ、バイクが反社会の象徴なのか?


全ては、1947年7月3日に始まりました。

7月3日に何があったの?

そんな疑問を解消します。

1947年7月3日に、バイク乗りの集団が街を襲った

その様子は全米に伝えられ

バイクはアウトローのレッテルを貼られました

この日が全ての始りです。

バイク好きなら、このことを知っているべきだし

忘れてはいけない。

1947年7月3日  アメリカ カルフォルニア州ホリスター

1947年7月3日  アメリカ カルフォルニア州ホリスター
サンフランシスコ・クロニクルを引用

AMA(American Motorcyclist Association)。

AMAは、毎年この町でバイクのレースイベントを開催していました。

バイクレース、社会活動、たくさんのパーティー。

4,500人ほどの小さな町であるホリスターの人々は、毎年このイベントを楽しみにしていました。

1947年7月3日 バイクがアウトローになった日

1947年7月3日
サンフランシスコ・クロニクルを引用

しかし、この年は違った。

全米から町の人口と同じ4,000人もの招かざる客が来ました。



彼らの多くは第二次世界大戦の退役軍人です。

戦場での熱気に精神を侵された彼らにとって、戦後の日常生活は辛いものでした


平和に慣れることが出来なかった彼らは、同じ想いをもつ退役軍人同士でつながりを深めます。

戦争で学んだ機械整備の腕を生かし、

バイクを自分好みに改造し思い思いのスタイルで集団化していきます。

そんな集団が大挙して押し寄せたから、街は堪らない。

日頃のうっ憤のはけ口として

酒に酔い、ストリートレースをはじめ、

ケンカする。

酔っ払ってその辺で寝る。

起きては乱痴気騒ぎ。

小さな町の警察では手が付けられないような狂乱がイベントの終わる7月6日まで続いたのです。

彼らが去った後は、割れて散乱したビール瓶で溢れ悲惨な状況だったようです。

メディアでの報道

メディアでの報道
サンフランシスコ・クロニクルを引用

この惨劇は、写真と共に『Life』誌で全米にテロとして報道されました

バイクの上でビールを飲む男。足元にはビール瓶が散乱した写真


バイクがアウトローの象徴として刻み込まれた瞬間です

カメラ目線でポーズを決めたこの写真は、『ヤラセ』感ありあり。

メディアの悪意が感じられます。

ホリスターでの騒ぎも実際には軽犯罪レベルで、大事件は一つも起きていなかった。住民に危害は無かったとの話もあります。

事実、この後も毎年ホリスターでのレースイベントは継続されてます。

しかし、写真の破壊力の前には成す術無し


‎シルベスター・スタローンの『ランボー』の世界観も退役軍人の葛藤から来ているのはご存知の通り

その後のアウトロー

その後のアウトロー

the trouble was caused by the one per cent deviant

トラブルは1%のアウトローによって起こされた

99%は善良なバイカーだ!

全米からの批判を受け、主催したAMAは99%のバイカーは善良だと声明を発表します。

ほんの一握りの『アウトロー』が起こした問題だとしました。


この声明を受けて、アウトローを自称するライダーは反発します。


自らを1%の側の人間だ、『1%er』と名乗り出しました




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今でも、『1%er』と書かれたワッペンやピンズを見掛けます。


うるさいバイクが好きなの?



日本でもバイクは不良の乗り物

日本でもバイクは不良の乗り物

1980年代のバイクブームを受けて、日本でも同じ図式が作られました。

バイク=非行=不良の乗り物


3ない運動は、表面上無くなりましたが実体としては続いてます。

高校生の間だけ、知識も教えずに隠蔽して

卒業したら、自己責任で!

教育の法規ですね!

不良の乗り物と言われても仕方のない行動

不良の乗り物と言われても仕方のない行動

何の知識もないまま放たれて、アウトローな行動をする。

  • 車の渋滞があれば逆走
  • バイクにオービスは効かないと暴走
  • 穴が開いてるかのような爆音マフラー
  • 集団でレースごっこ

『1%er』のために99%が迷惑する構図は70年経った今も同じです。

TOPの写真をもう一度見て下さい。

アウトローなバイクたち
サンフランシスコ・クロニクルを引用



この写真で始まったバイクのイメージをそろそろ変えませんか?

いつまで不良の乗り物を続けるの?

バイク好きの平均年齢は50歳を大きく超えてます。

孔子によれば、40歳は不惑、50歳は知命

50歳は天が自分に与えた命を知る歳です。


あなたの与えられた命がアウトローですか?



なぜ、バイクに乗るのか?

何歳まで、乗るのか?


バイクがアウトローになった日 まとめ

バイクがアウトローになった日 まとめ

バイクは1947年7月3日にアウトローのレッテルを貼られました。

知っているべきだし忘れてはいけない。

70年経った今でもそのレッテルを剥がせずにいます。

そろそろ剥がしても良い頃では有りませんか?

剥がすのは、バイク好き一人ひとりの日頃の行動に掛かってます。

  • 道を譲って貰ったら「ありがとう」を伝える
  • マフラーのメンテをする
  • 脇をかすめて走らない


あなたの行動しだい。

※この記事はWikiを参考にさせて頂きました
※写真はサンフランシスコ・クロニクルを引用


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