電子制御が満載のバイクは速くて安全で『楽』!だけど、楽しいのか? | PCXでGO!
PR
トリビアバイク知識

電子制御が満載のバイクは速くて安全で『楽』!だけど、楽しいのか?

電子制御バイク トリビア
photo by Honda

最近のバイクは電子制御が満載です。

ABS、ライディングモード切り替え、トラクションコントロールは当たり前です。

エンジンブレーキコントロールにウィリーコントロールなどなど

人間は、必要ですか?


何でも機械がやってくれるのは

楽だけど、楽しいの?

そんな疑問を解消します。

  • 電子制御は、安全性に貢献する
  • 電子制御は、楽しさには貢献しない
  • すべて手の内にあるバイクは楽しい

自分で交換して、少しづつカスタムしたバイクは楽しい

ブラックボックスなバイクは楽しくない

こんな内容を知って、スッキリしよう。

『便利 』・『 楽 』 を求めてるのなら、最初からバイクなんて選択肢は無い。

バイクに乗せてもらうか、バイクを乗りこなすか!



電子制御に見守られて、手の内で遊ばせてもらう?

電子制御に見守られて、手の内で遊ばせてもらう?

電子制御の手の内で、ライダーは何するの?


気合で曲がるんじゃないの?

バイクに求めるものの違いなので、電子制御デバイスを否定しても意味がありません


ライダーのミスをフォローして、

何ごとも無かったようにコーナーを抜けさせてくれる電子制御デバイス


速さを追求する 電子制御デバイス 。

高価なバイクの装備が、低価格化されて広く普及することを望みます。

電子制御無しでは人間の手に負えない領域までバイクの性能は来ています

電子制御が盛りだくさんなのは、安全に速く走るため

けれど、

トコトコ走る、安くて軽くてイジれるバイクも残して欲しいですね



MotoGPではABS使用禁止

MotoGPではABS使用禁止
photo by Honda

世界最高峰のMotoGPでは、ABSは禁止です。

開発に多額な費用が発生する訳でも無いので、弱小チーム保護とも思えません。


ブレーキング競争は見せ場なので、電子制御だとオモシロくないのでしょうか?

MotoGPレーサーの腕なら、ABSより追い込んだブレーキングができるのでしょうか?


一秒間に何回もブレーキの強弱が付けられる人が居るとは思えない。

MotoGPレーサーとABSの戦いも観てみたい。




電子制御は無くても、バイクの楽しさはある

電子制御は無くても、バイクの楽しさはある

旧車の輝きは、いつまでも色褪せることがありません。

最新の電子制御バイクの方が、簡単に速さを手に入れられます。

だけど、楽しさと速さはイコールじゃないことは、バイク乗りならだれもが知ってる。


世界最速のインディアン

世界最速のインディアン」という映画をご存知でしょうか。


ニュージーランドのオヤジが、バイクの最速に挑み続けた話です。

何十年に渡り自分のバイク( インディアン・スカウト )をカスタムし

最高速度を争うレースに挑戦し続ける


たったそれだけの話が、心を揺さぶる


ハンニバル・レクター博士で知られる アンソニー・ホプキンス 主演です。

バイク好きなら、観た時間を決して後悔しない映画です。



映画のセリフに、こんな言葉が有ります。

このマシンでスピードに挑む時は、5分が一生に勝る。

一生よりも充実した5分間だ

世界最速のインディアン
photo by you are my sunshine

リスクを恐れてはいかん。

それが人生のスパイスになる。

それが“生きる”ということだ。




映画のモデル

世界最速のインディアン2
本人の写真 photo by you are my sunshine

映画のモデルになった人の写真が残ってます

あなたは、こんないい笑顔が出来ますか?


1967年に彼が63歳で出した記録が、295.453km/hです

惜しくも、300km/hには届きませんでした。

最新の電子制御が詰まったSSなら、彼が果たせなかった300km/hの記録は

バイクショップで買ったそのままの状態でも出せます。

彼のバイクは電子制御など何1つありませんが、

何1つとして現在のバイクに劣ってません。

バイクは、そういうものです。

古いバイクの乗り換え時は?





現代の最新最速バイク

最新最速バイク

最新の大型バイクは

  • 200馬力は当たり前で300馬力のバイクもある
  • 300km/hを超えるバイクは当たり前で、400km/hに届くバイクもある

最新の電子制御は、

  • バイクが破綻するのを防止して、安全を提供します
  • バイク本来の性能を発揮できるよう、パフォーマンスを提供します

そんなバイクを乗りこなすには、電子制御なしでは有り得ません。


しかし、主役は人間です。

電子制御に使われずに、使いこなせますか?

バイクを楽しめますか?




トコトコ行く小排気量なバイク

トコトコ行く小排気量なバイク

電子制御が無くても、すべて手の内にあるバイクは楽しい。

125cc、250ccクラスのバイクだって、楽しい。

自分で交換して、少しづつカスタムしていくのも楽しい。


ABS、トラクションコントロール。

電子制御アイテムは、ユーザーがカスタムすることが出来ません。

ブラックボックスなバイクは楽しい?


大パワーなバイクとは別の方向性のバイクも残しておいて欲しいものです。

今さら、キャブレターでセルモーターの無いバイクは勘弁

電子制御を全否定していません

  • 高地に行ったらキャブの再調整
  • 寒い冬に泣きながらキックスターターと格闘

こんなのは、もう勘弁


125ccはダサい?




昔はよかった、老害じじい

昔はよかった、老害じじい

旧車好きの人は、こう言うかもしれない。

80年代のバイクは至宝


最近のバイクはゴミ



こんな人に限って、未だに峠を攻めている。

公道をレース場や、バイクの練習場だと思っている。

公道は、みんなのインフラ

バイクは悪だというコンセンサスを作ったのが、自分達だということを理解してほしい。


老害についての詳しくはここ。






電子制御デバイスには、どんなものが有り、何をいてくれるのか?

電子制御デバイスには、どんなものが有り、何をいてくれるのか?

市販バイクにも電子制御デバイスは満載です。

守られて走るのは、楽しい?

そこまでのパワーが市販車に要るの?



電子制御で縛り付けないと制御できないほどのパワーが公道で必要だとは思えないが、

趣味のものに必要・不必要なんて持ち込むのは無粋



スペックお化けを飼うのも、楽しい。




最近の電子制御デバイスは、ここまで来てます。

  1. 電子制御サスペンション
  2. IMU
  3. トラクションコントロール
  4. エンジンブレーキコントロール
  5. ウィリーコントロール
  6. ライディングモード切替


1.電子制御サスペンション

電子制御サスペンション
photo by SHOWA

路面の変化やスピードの状況、

加速・減速などの荷重移動の状況によって、

前後サスペンションの減衰力・プリロードを電子制御でリアルタイムで調整します。



2.IMU(inertial measurement unit )

photo by Seiko Epson

イナーシャル・メジャーメントユニット

バイクのピッチ・ロール・ヨーといった前後・左右・上下方向の角度・加速度を計算します。

トラクションコントロールやABS、電子制御サスペンションに状況を伝えることで

それぞれの電子デバイスが連動してバイクを制御します。




3.トラクションコントロール

トラクションコントロール

タイヤの空転を制御します。

タイヤの回転数、エンジン回転数、アクセル開度、バイクの姿勢などから

タイヤが空転しないようにアクセルを調節します。



4.エンジンブレーキコントロール

エンジンブレーキコントロール

エンジンブレーキの効き具合を調節します。

急激なエンジンブレキーでバイクが不安定にならないように、

エンジン回転数やギアによって、アクセルを戻した時もスロットルをわずかに開けて

エンジンブレーキが過度にならないようにします。



5.ウィリーコントロール

ウィリーコントロール

急加速時に前輪が浮いてバイクのコントロールが出来なくなることを防ぎます。

バイクの姿勢や前後タイヤの回転数で、スロットルの開きを調節します。



6.ライディングモード切替

ライディングモード切替

スイッチでバイクの特性をかえます。

レインモード、スポーツモードなどがあります。

各モードにより、アクセルに対するスロットルの反応具合を調節し

敏感に反応させたりダルな特性にします。


バイクにAIがはいり、会話する日も近い?




電子制御が満載のバイクは速いけれど、楽しいのか? まとめ

電子制御が満載のバイクは速いけれど、楽しいのか? まとめ
photo by Honda
  • 最新のモンスターマシンを、電子制御を使ってねじ伏せるのは、楽しい
  • 電子制御の無い、125ccバイクでトコトコ散歩するのも、楽しい

どちらもバイクの楽しさです。

最低限の安全性や、環境性能はもちろん必要ですが

その先は、2通りの楽しさがあっていい。

『世界最速のインディアン』はバイクの楽しさの原点です。

人が主、バイクは従。

併せて読みたい

タイトルとURLをコピーしました