誰でも、事故は避けたいけど、避けられない時もある。

事故に遭ったらどうすれば良いの?
避けきれないときはどうすれば良いの?
そんな疑問を解消します。
- 怪我を最小限に抑える方法
- 転倒後にすること
こんな内容を知ってスッキリしよう。
バイクは体がむき出しなので、事故に遭うと大ダメージを受けます。
けれど、知っていれば被害を広げずに済む。
バイク事故の怪我を最小限に抑える方法

いくら注意してても、チョットした事で事故は起きる。
- コーナリング中に濡れたマンホールが現れる
- 車が急に車線変更してくる
- 信号無視で突っ込んでくる
- 思ったよりカーブがきつい
アッと思った時には前輪が滑ってる時もあるし
曲がり切れないと覚悟を決めるしかない時もある
不注意だと言われれば、反論のしようも無いけれど
すぐに止まれるよう、常に徐行運転している訳にも行かない。
事故に遭ったらどうするかを、シミュレーションしておいて損は無い。
事故の被害を最小限に抑える方法は3つ。
- ハンドルで逃げない、ブレーキで逃げる
- バイクは放り投げる
- 転がるに任せる
1.ハンドルで逃げない、ブレーキで逃げる

ぶつかりそうになったとき、ハンドルに頼らない。
テクニックに自信があれば、ハンドルで急旋回も良いかもしれないけれど
急ハンドルで進路を変えようとすると、大抵は、前輪グリップを失います。
前輪から滑るという、最悪の転倒になる。
前輪が滑ると、顔面から路面に叩きつけられる
後輪が滑ると、お尻から路面に叩きつけられる
顔面とお尻、どっちのダメージが少ないか、考えるまでも無い。
ブレーキで逃げる
ぶつかりそうになった時は、ぶつかる瞬間までブレーキを掛けたほうがいい。
ダメージは速度の二乗で効いて来ます。
ハンドルで逃げようとして顔面から落ちて、路面を滑りながぶつかりたくは無い。
最後までブレーキを掛けて速度を落とし、衝突のダメージを抑える。
運が良ければ、ぶつかる前に止まれるかもしれない。
ABS付きのバイクなら、力の限りレバーを握ろう
フルブレーキは、案外難しい
安全な場所で、ABSが効くフルブレーキを体感しておくのもいい。
後輪は容易だけど、前輪のABSが作動するまで握り込むのは、出来ないものです。
2.バイクは放り投げる

転倒してしまったら、バイクから手を放す。
バイクは重量があるので、
惰性でどこまでも滑って行きます。
道連れになって滑りたくは無いし、
バイクに絡んで下敷きにもなりたくない。
いち早くバイクから手を放して、別行動しよう。
大事なバイクだけど、命には代えられない。
3.転がるに任せる
バイクから放り出されたら、転がるに任せる。
手をついて止まろうとしたりしない。
手をついても止まれません
手に負荷が掛かって折れるだけ!
手足に力を入れて、体育座りのように丸まって、
手足が障害物に引っ掛からないようにするのが一番いいけれど、
とっさにその体制は難しいかもしれない。
最低限、無駄な抵抗はしない。
転がるに任せて、止まるのを待とう。
転倒後にすること

転倒してしまったら、バイクは放り投げて
無駄な抵抗はせずに、止まるのを待つ。
その後にすることは3つ。
- 動けるのなら、自分とバイクを道路脇へ避難
- 相手、目撃者の確保
- 自爆でも警察へ通報
1.動けるのなら、自分とバイクを道路脇へ避難
転倒して路面に投げ出されたら、無駄な抵抗はしない。
こんな時のために、プロテクタ入りのウエアを着てるはず。
⇒秋冬ツーリングにおすすめなバイクジャケットまとめ9選【寒暖差】
後続車・対向車が避けてくれるのを願うしかない。
停止したら、手足が動くか試してみる。
事故の興奮で、足が折れてるのに立ち上がろうとすることもある。
慌てずに、他の車に轢かれ無いよう、路肩に避難しよう。
一息ついて、体に重大な損傷がなかったら、
あなたが信じるものに感謝
バイクを路肩に回収しよう。
バイクのキズは何とでもなる。
あとで、バイク保険のロードサービスか、JAFを呼べばいい。
⇒JAF会員が増えている理由、バイクの任意保険との違いを比較
⇒バイク保険の安さ比較!チューリッヒ、アクサ、三井ダイレクト
今は、バイクを気にしている場合じゃない
2.相手、目撃者の確保

歩行者との事故
他者と衝突して転倒したのなら、相手の状態を確認しよう。
歩行者と接触したのなら、動ける状態なら路肩に退避。
動かさない方が良い場合も有るので、むやみに触れない。
車との事故
相手が逃げないように、確保。
可能なら、事故の状況を写真に撮って相手の車のナンバーも記録する。
目撃者の確保
通りかかって、止まってくれた人がいたのなら、連絡先を聞いておこう。
後日、感謝の意を伝えたいし、
目撃者として事故の状況を証言してもらうことになるかもしれない。
3.自爆でも警察・バイク保険へ通報

自損事故の場合でも、その場で警察・バイク保険に連絡した方がいい。
状況により、救急車の手配も行う。
低速での転倒で、100%体に異常がないと言い切れるなら、
連絡しない選択もある。
けれど、
- 他者との衝突
- 自損事故でも体の痛みがひどい
こんな場合は、迷わず、必ず警察に連絡しよう。
警察の事故証明がないと、バイク保険は使えない
相手と補償・過失割合で揉めたときに役に立つ
当事者同士の示談で済ませようとすると、ろくなことにはならない。
必ず、警察・バイク保険会社の指示を仰ごう。
バイクは被害者にしかならないから、
バイク保険など不要だと思ってるなら
大間違いです。
⇒なぜ、バイク任意保険の加入率・保険内容見直しとも低いのか?
⇒150ccバイク任意保険と125ccファミリーバイク特約の比較まとめ
バイク事故で怪我を最小限に抑える方法 まとめ

お互いの信頼関係の中で、交通安全は成り立ってます。
だから赤信号で突っ込んでこられたら、避けようがない。
どんなに周りの状況に気を配っても、避けられないこともある。
もちろん、自分の反応の遅れ、判断の甘さから転倒することもある。
- ぶつかりそうになったら、最後までブレーキを掛けてスピードを落とす
- 転倒したら、転がるに任せる
- 警察・バイク保険に必ず連絡する
被害を最小限に抑える行動を知って、シミュレーションしておこう。
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