150ccのPCXに乗り始めて3年経ちました。
途中半端な排気量と言われる事が多い150ccです。

125ccや250ccと比べて、実際どうなの?
そんな疑問を解消します。
- 150ccを買う前に想像していたこと
- 実際に3年乗って解ったこと
想像より良かったこと
想像より悪かったこと
こんな内容を知ってスッキリしよう。
125ccと250ccの良いとこ取りなのか?
125ccと250ccの良さを両方失ってるのか?
150ccを買う前に想像していたこと 125ccと150ccの比較

125ccの気安さ・機動性にチョット付加価値が付いています
- チョット力強い
- 高速道路に乗れる
PCX150は、「オモシロそう」です。
乗ったことが無い排気量には、そそられます。「初めて」には甘い匂いがします。
対価として、125ccとの差額が納得できれば150ccはアリ。
- 150ccの初期費用、維持費差
- 150ccの付加価値
1.150ccの初期費用、維持費差

125ccと150ccの乗り出し価格の差
乗り出し価格差は5万円程度です。
ほとんどが車両本体価格差で、税金や自賠責の差は1万円程度。
5万円あれば、125ccにリアボックスとグリップヒーターが付けられます
これを上回るメリットが150ccにあると思うか否か。
結局は、投資効果を感じるかに尽きます。
125ccと150ccの免許の差
- 125ccは小型限定免許
- 150ccは普通二輪免許
免許が障害になることはまず無い。
今、小型二輪免許を持っている方が、 150ccバイクに乗るために免許を取るとは思えません。
150ccが気になる人は、既に普通二輪免許以上を持っているはずです。
とすれば、免許取得費用は考えなくて良い。
125ccと150ccの維持費

125ccと150ccの維持費の差は1万円程度です。
- 税金 +2,000円
- 自賠責 +500円
- 保険 +3000円
- ガソリン代 +3,000円(1万km/年)
任意保険と ファミリーバイク特約
バイク保険を見積もってみると、実際には3千円程度になる人が多い
10代であれば差は大きいけれど、おじさんになるほど差は無くなります
125ccと150ccで大きな差と考えられているのが保険料の差です。
バイク保険の等級が進むと差は縮んでいきます。
大学の4年間限定とかで無く、バイクを趣味として続けるのであれば問題にならない差額です。
2.150ccの付加価値

125ccと150ccの街乗りでの比較
試乗で乗り比べるのがおすすめです
乗り比べて見れば、0発進の力強さ、4~50km/hからの中間加速などに差が有るのは明らかです。
125ccと150ccはわずか25ccの差です。
しかし20%の差です。
20%違えば体感できます。
しかし、125ccに何の不満も有りません。
乗り比べれば、差は歴然だけど、125ccでも交通の流れに乗れます。
街乗りメインであれば、150ccの必要性は薄い。
125ccと150ccのツーリングでの比較

125ccでツーリングは出来ないのですか?
そんな事は有りません。
125ccでツーリングしている人や、日本一周している人は珍しく有りません。
150ccの方が排気量分だけ余裕は有りますが、125ccで不足な場面は少ない。
- 峠道の激坂
- 夜中のバイパス
- 自動車専用道路、高速道路
こういった場所にさえ気を付ければ良いだけです。
125ccでのツーリングに、不満が出るとは思えない。
必要十分です。
125ccと150ccのちがい(実際に3年乗って解ったこと)

一番の違いは、自由なこと
何処でもはしれるという自由さは、代え難い
意外と自動車専用道路は、アチコチにあります。
市街地をパスするバイパスなどにありがちです。
そんな道に出くわしても、引き返さなくていいのが一番のメリットです。
帰りが遅くなった時に、高速道路で時間短縮できるのもメリットだけど、機会は少ない。
街乗りや流して走る分には、力強さは感じません。
乗り比べれば違うけど、脳ミソを置いてくような加速が出来る訳ないから、当たり前ですね。
150ccは125ccより力強いけれど、
125ccが区分である日本で150ccが「必要」だとは思いません。
フルパニアのリッターツアラーが日本で「必要」とは思わないのと同じです。
だけど、必要だらかバイクに乗ってる訳じゃない。
150ccの自動車道路・高速道路での実際

高速に乗れるという安心感が大きい
けど、常用はムリ
高速道路でワープして、数百km離れた場所で遊ぶ。
そんなバイクツーリングに150ccは向いてません。
150ccに夢を持ちすぎてはいけない。
高速道路を普通に走れるけれど、追い越し車線を走り続けるような遊びは出来ません。
けれど、走行車線を90km/hで流すような走り方であれば、何の不満も有りません。
高速道路での150cc
120km/hまではストレス無く加速します。
100km/hを超えても車体はガッチリしているので不安感は有りません。
しかし、エンジン音が大きくなり頑張ってる感が出てきます。
100km/hで走り続けても壊れるような気はしませんが、音疲れします。
なんだかんだで、気が付くと 鼻歌をしながら90km/hで流しています。
90km/hで流すなら、何の不安もありません。

150ccは、高速に向いてますか

リッターバイクほどではありません
150ccの燃費の実際

PCX150でも、笑えるくらいガソリンが減りません。
ツーリングで流してると、55km/Lになることも珍しくない。
航続距離
ガソリン満タンで300kmを何の心配も無く走れる
乗ってて気に成るのは、燃費より航続距離です。
バイクはガソリンタンクが小さいので、200kmでカラになるバイクも珍しくない。
300kmガソリンの心配せずに走れれば、燃費は気になりません。
- 無給油で日帰りツーリングから帰れる
- 山間部に履いても、心配いらない
125ccと150ccでは、燃費(WMTCモード値)は、10%違います。
- PCX125 — 50.7km/L
- PCX150 — 47.0km/L
けれど、8Lタンクなので300kmは楽勝。
1万km走っても、ガソリン代の差は3千円位だしね!
250ccとの比較

道の駅などで休んでいるとよく言われるのが、

なんで、250ccにしないの?
なんで、そんな途中半端なバイクにしたの?
150ccと250ccは別物で別クラスです。
250ccは 150ccの倍近い排気量なので力強いに決まっています。
150ccと250ccは別物で別クラスです。
250ccは 150ccの倍近い排気量なので力強いに決まっています。
- 250ccと400cc
- 600ccと1000cc
- 1000ccと2000cc
どれでも同じ事です。
大きさも重さもパワーも違うので比べようがありません。
優劣も有りません。
125ccのサイズ感と機動性が気に入っているので、250ccは気になりません。
PCXに250ccエンジンを押し込んだバイクが出てくれば、気になると思います
しかし、パワーに合わせて補強すればもうPCXでは無い、
他の何かになっているはずです。
150ccスクーターに3年乗って解った125ccとの比較! まとめ

趣味のものに「必要 」を言い出すのはナンセンスです
150ccは新しい排気量なので、「オモシロそう」です。
3年間150ccに乗って解ったのは、「オモシロい」。
125ccで何の不満も無いと思います。
けど、何処でも走れるという自由さに価値を見出せるなら、150ccはアリ。
実際に乗って、150ccを買おうと思った時の期待感・想像を下回ったことはありません。
オモシロい。
125cc・150ccの関係は、250cc・300ccの関係に似ています。
300ccを選ぶ人も同じく「オモシロそう」と思ってでしょう。
元の排気量にマウントしようとはしてません。
大型バイクから見れば誤差だからね。
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