大排気量の四輪自動車は、滅多に見なくなりました。
- 排気量が4,000ccとか5,000cc
- 直6、V8、V12
こんな車は、絶滅寸前ですね。
![](https://pcxgo.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
バイクもいずれ、
小排気量ばかりになるの?
リッターバイクは無くなるの?
そんな疑問を解消します。
リッターバイクは減らない
理由は3つ
- ターボ化が困難
- 多段変速化が困難
- 排気量カースト
でも不況が続けば、日本国内では減るかもね
排気量と楽しさに相関関係は無いので
排気量など気にせず、楽しんだもの勝ち
こんな内容を知ってスッキリしよう。
バイクの環境規制も厳しくなる一方だけど、
バイクは、車のようにダウンサイジングは難しい。
エコ・環境に逆行してる風潮すらあり、車とは逆に排気量アップの流れ。
リッターバイクが減らない3つの理由【エコ・環境に逆行してない?】
![](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/04/benz-e_R.jpg)
4輪自動車は、パワーより燃費の時代になりました。
輸入外車の雄ベンツEクラスも、1500cc~の時代です。
E-Class(E200)
- 1,496cc
- DOHC 直列4気筒ターボチャージャー
- 135kW(184PS)
![](https://pcxgo.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
四輪自動車と同じように、
バイクもダウンサイジングしないの?
バイクはムリムリ!
理由は3つ
- ターボ化が困難
- 多段変速化が困難
- 排気量ヒエラルキー
1.ターボ化が困難
![ターボ化が困難](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2021/04/turbo_R.jpg)
バイクはレスポンスが命
ターボラグとは友達になれない
排気量をダウンサイジングしたことによるパワーダウン。
それを、ターボ化で補うのが車の王道です。
けれど、バイクの場合、
- クリッピングポイントまで我慢して
- バイクが出口を向いたら
- アクセル!
ここでエンジンの回転数が上がってターボが効いてくるまでグズグズしてたら
話にならない!
アクセルを開けた瞬間にトルクが立ち上がってこないと
気持ち良くない!
直線番長にはターボはいいけど、一般的にはバイクにターボは使えない。
スーパーチャージャー
![スーパーチャージャー](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/04/KAWASAKI-H2_R.jpg)
ターボラグは無いけれど、高価で重い
ダウンサイジングは難しい
スーパーチャージャーならターボラグは無いけど、複雑なので高価で重い。
Ninja H2のような大排気量では成立するけど、小排気量ではムリ。
リッターバイクにスーパーチャージャーなら鬼に金棒だけど
素のリッターバイクで十分な加速だからね!
2.多段変速化が困難
![多段変速化が困難](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2021/04/transmission_R.jpg)
マニュアルは6段が限界
それ以上は、変速が忙しすぎて人は対応できない
排気量をダウンサイジングしたことによるパワーダウン。
変速の多段化で、おいしい回転数を使い続けることで補うのが、車の王道です。
10段変速AT化が車では当たり前になってます。
10段変速のバイクを、あなたは扱えますか?
10段変速は、ATとセットで成立します。
ATの方が、速くて正確な変速をしてくれます。
忙しいなんて、文句言わないしね!
小排気量バイクは、変速が忙しい
リッターバイクのように、3速固定で走るなんてマネは出来ません
けど、ギアを次々に入れていくのも楽しかったりする!
しかし、10段もあったら大変!
信号で止まるたびに、変速の嵐です
『ブォン、ブォン』
ブリッピングの嵐かもしれない。
3.排気量ヒエラルキー
![ヒエラルキー](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/04/hiera_R.jpg)
排気量が多い方が偉いと思ってる人は、減りませんね
趣味だから、自由に楽しめばいいのに
なぜか、道の駅で偉そうにしている大排気量乗り。
大排気量の方がエライと思ってる間は、ダウンサイジングはしないでしょうね。
リッターバイクの胸のすくような加速もバイクの魅力の1つなのは確か。
でも一方で、軽さ・手の内に扱える自由さも、バイクに魅力です。
125ccの楽しさ、リッターバイクの楽しさ
そこに優劣は無いのにね
バイクの排気量は拡大傾向【環境対策のため、排気量増ってどうなの?】
![バイクの排気量は拡大傾向](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2021/04/Large-displacement_R.jpg)
バイクは、環境対策のために低下した出力を、排気量アップでカバー
環境対策のために排気量アップ
なんだかね!
四輪自動車は、燃費・環境問題をダウンサイジングで解決しようとしてます。
排気量ダウンによるネガは、ターボと多段変速化でカバー。
しかし、バイクはターボも多段変速化も難しい。
環境問題をクリアするために、
- 燃料を薄くして
- マフラーをフン詰まりに
当然、出力が落ちるのでその分を大排気量化でカバー。
環境対策がこれで良いの?
小排気量バイクは低出力化、大排気量バイクはもっと排気量を
![排気量縛りと玉突き](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/04/rz250_R.jpg)
- 排気量に縛りがある、400cc、250cc、125ccは軒並みパワーダウン
- 排気量に縛りが無い大型バイクのみ、排気量アップでパワーダウン回避!
バイクは排気量によって免許や税金が変わります。
125cc、250cc、400ccと3つの壁がある。
小排気量車も環境対策が必要だけど、排気量アップしようとするとクラスが上がってしまう。
クラスが上がると売れなくなるので、400cc以下のバイクは低出力化していくばかり。250ccでもかつて80年代には35馬力以上(RZ250)あったけれど、いまでは30馬力に遠く及びません。
大排気量バイクはもっと排気量を
![大排気量バイクはもっと排気量を](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/04/kyouryuu_R.jpg)
- 元々400ccだったバイクが、650ccに
- 650ccだったバイクは、800ccに
- 800ccは、リッターに
- リッターは、1.2リッターに
パワーダウン分を排気量で補ってるだけ
軽さが正義のバイクにとっては、恐竜化による絶滅への道としか思えない
排気量制限の見直しにはならない?
![排気量制限の見直しにはならない?](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2024/04/japan_R.jpg)
- 125ccを150ccに
- 250ccを400ccに
- 400ccを600ccに
境目の変更は、しないだろうな
社会情勢の変化に、法は対応しないのが日本らしい。
前例に従ってれば、失敗しないからね。
この変更で、運転に必要な技量が変わるとも思えない。
排気量の切れ目を変えるだけなのにね。
元々、根拠がある数字じゃないので、変える根拠も要らないと思うけど
- 事故が増えたら、誰が責任を取るのか
- 税収が減ったら、誰が責任を取るのか
そんな後ろ向きのことしか、考えてないのでしょう。
ビッグバイク TRIUMPH ROCKET 3 R
![TRIUMPH ROCKET 3 R](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2020/06/Rocket3-3-1_R.jpg)
- インライン3気筒、水冷、DOHC
- 2458 cc
- 167PS
- 装備重量:318 kg
世界最大の排気量、2500cc。
こんなバイクも、大型免許を取ったその日に乗れてしまう
これに比べたら、
125ccと150ccなんて、誤差・誤差!
偉い人に教えてあげたい
リッターバイクが減らない3つの理由 まとめ
![リッターバイクが絶滅しない理由2選! まとめ](https://pcxgo.com/wp-content/uploads/2021/04/big-bike2_R.jpg)
バイクは、車のダウンサイジング手法が使えない
- ターボと相性が悪い
- 多段変速化が難しい
- 排気量のヒエラルキーが抜けない
排気量アップで環境対策を乗り切ろうとしてます
だから、リッターバイクは絶滅しません
だけど、排気量の区分は変わらない。
![](https://pcxgo.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/ojisan.png)
最近のバイクは終わってる
旧車が一番
旧車乗りの言うことも一理ある。
パワーがあって、素人でもいじれるバイクは楽しそうです。
けれど、環境に悪いのは擁護出来ない。
まあ、すべてEVバイクに飲み込まれるのは、時間の問題だけどね。
その時、バイク乗りは何を見る?
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