名古屋から日帰りツーリングで南信州に行ってきました。
キーワードは、温泉、小学校、高原です。
名古屋近郊の方なら、このキーワードで『ああ、そこね』と解る超定番おすすめコースです。
往復400Km前後の行程です。PCXで満タン出発だと無給油で帰ってこられます。 燃料計の残量表示バー2個は残りますのでノーケアで大丈夫。 いつもながらPCXの低燃費には驚かされます。
山間ルートのため給油ポイントは限られます。普通のバイクの場合は事前にガソリンスタンドのリサーチをしておいたほうが安心です。
ルートマップ
GoogoleMapでざっと片道200km。
日帰りツーリングとしては距離がありますが、ほとんど交通量の無い山間快走ルートですので、1日遊び惚けるのにちょうどいいという感覚です。
長野県南部に位置する南信州は魅力に溢れています。
- 山間の集落に桜が咲き乱れる、一挙に押し寄せる春が華やか
- 名古屋との気温差5℃程度ですが、湿度が低いのか夏はそれ以上に爽やか
- 山肌が赤く黄色く飾られる紅葉が息をのむ秋が美しい
- 泉質の異なる温泉が数多く点在し、冬は温泉巡りが温かい
そば・川魚・リンゴ・ソースカツ丼などの美味しいものも豊富で、なにより交通量が少なく適度な山間路が延々と続く南信州は、名古屋のバイク好きにとって定番のツーリングコースです。

ツーリング
遠山温泉郷 かぐらの湯
まずは、最初の目的地『かぐらの湯』。
途中、長野県に入ると天竜川沿いを進みます。
天竜川対岸を鉄道の線路走っているのが見え隠れします。これが秘境駅で有名な飯田線です。長野と愛知を結ぶローカル線で、とても人が住んでいるとは思えないような山奥に無人駅が点在します。秘境駅をテーマとしたツーリングも楽しいのでおすすめです。
かぐらの湯は、道の駅『遠山郷』に隣接した日帰り温泉で、近隣温泉の中でも大型な施設です。
休日には、多くのバイクで賑わいます。道の駅で腹ごしらえをしてから温泉に入っても良いし、温泉に入ってサッパリしてからから温泉内にあるお食事処でゆっくりも出来ます。
名前 | 遠山温泉郷 かぐらの湯 |
場所 | 長野県飯田市南信濃和田 |
営業時間・料金 | AM10:00~PM9:00 木曜定休 大人620円 子供310円 |
泉質 | ナトリウム・カルシウム塩化物温泉 |
この『神楽』のモニュメントが目印

内部は ひのきがふんだんに使われた、吹き抜けの心地良い空間です。
無色透明でヌルっとしたまとわりつくような、如何にも温泉といったお湯がふんだんに流れています。食事処では特産の川魚やソースカツ丼が食べられ、休憩する場所もあり、ツーリングの休憩スポットとしてうってつけです。

旧木沢小学校
温泉で休憩したら、バイクで10分程度のところにある旧木沢小学校に向かいます。
名前 | 旧木沢小学校 |
場所 | 長野県飯田市南信濃木沢 |
営業時間 | 8~17時 年中無休 |
料金 | 入場料無料 |
廃校となった小学校が、子供たちが通っていた当時のまま保存されています。教室・音楽室・校長室・体育館・図書館、全てが当時のままです。40歳以上は懐かしさで号泣することを保証します。
木造の校舎が、当時のままに大切に保存されてます。

内部もそのままで、子供たちの声が今にも聞こえてきそうです。

しらびそ高原
十分泣いたら、最終目的地のしらびそ高原に向かいます。
しらびそ高原は、標高1918mの南アルプスが一望出来る高原です。夏でも涼しくて澄んた空気が気持ちいい場所です。天気が良いと遠く北アルプスまで望む事が出来ます。天体観測スポットとしても知られており、人里から離れているので夜は真っ暗で、星が降ります。
高原に上る道は、1車線の狭路で急カーブが続くので対向車には気を使います。しかし、ある程度上ると森林を抜け、高原らしい見晴らしの良い景色に変わります。PCXはこんな急な山坂道でも不満なく登って行きます。
名前 | しらびそ高原 |
場所 | 長野県飯田市上村 |
周辺施設 | しらびそ高原の宿泊施設 |
しらびそ高原の宿泊施設『天の川』。行った事有りませんがアルプスに在りそうな建物です。
ここの経営は苦しいようなので、しらびそ高原へ来たらここで軽食するか何か買う事にしています。大した事は出来ませんが、無くなって欲しくありません。

峠の休憩所。登山道の入り口にもなってます。

『 天の川』にある、絶景ポイント。雲が無ければ雪をかぶった北アルプスが見えるはずです。
デートコースなのでしょう。きっと。

まとめ
超定番おすすめコースです。
バリエーションとしては、下栗の里で日本のマチュピチュを見たり、分杭峠で地球の気を感じたり、秘境駅めぐりも出来ます。
天竜川には、ところどころ吊り橋が掛かっており、車が通れるほどの生活道路から、人専用の吊り橋まであります。運転に疲れたら、吊り橋の上から川の流れをボーっと眺めてると復活します。

往復400Kmを走り終えた後、体への負担が少ないのもPCXの良いところです。1日自由行動をした後は、シート下の物入れからお土産を出して家族と埋め合わせタイムです。バイクで疲れ果てていてはこんな気遣いは出来ません。
次回も気持ちよく送り出してもらうための下心です。