中国のバイク事情ってどうなってるの?【バイク禁止になった3つの理由】

中国のバイク事情トリビア
バイク王

ベトナム、タイなどの東南アジアでは、バイクが盛んです。

台湾も同じく、通勤バイクの大群イメージがある。

中国ってどうなの?

中国でも、バイクがあふれてるの?

そんな疑問を解消します。

中国都市部では、バイクは禁止されてます

農村部でしかバイクは乗れない

  • なぜそうなったのか?
  • その結果、どうなったのか?

こんな内容を知って、スッキリしよう。

中国のバイク事情は、日本にも通じるものがあります。

日本でバイクブームが再燃するか

中国の成り行きが、水先案内になるかもしれない。

中国都市部でバイクが禁止された理由

中国都市部でバイクが禁止された理由
  1. 低い安全性
  2. 低い交通ルール順守観念
  3. 低い環境性能

この3つの理由で、中国都市部ではバイク禁止!

2018年の販売台数 マークラインズ株式会社を引用

中国のバイク生産は、2000年をピークとしてその後急激に減少してます。

それでも1,500万台。

日本の36万台に比べたら有り得ない数だけど、急速低下してるのは確か。

急速にブームが去った。

の原因が、中国政府によるバイク禁止政策です。

中国のバイク禁止政策

現在190以上の都市でバイクが禁止されてます

中規模以上の都市は、すべてエンジンバイクは禁止

1985年に北京でバイクが禁止されました。

天津、上海、広州をはじめ、多くの都市がそれに続いた。

そして、中規模以上の都市では、バイクは乗れなくなりました。

政府のバイク禁止政策は、『禁摩』と呼ばれてます。

※バイク(摩托車)を禁止の意味


『禁摩』都市では、厳しいバイク規制が行われます。

  • バイクの新規登録は禁止
  • バイクの取り締まり厳格化

これらによって、実質的にはバイク禁止となってます。

免許不要で乗れる電動バイクはあるけど、4輪自動車へ乗り換えた人が多い。

中国でバイクに乗れるのは、農村部だけ!

バイクが都市部で禁止された理由は3つ。

  1. 低い安全性
  2. 低い交通ルール順守観念
  3. 低い環境性能

1.低い安全性

Car Crash Compilation,Bad Drivers in China 02 of 2020

中国の交通事情は過酷です。

バイクは体がむき出し。

事故に巻き込まれたらひとたまりもない。

2.低い交通ルール順守観念

中国の交差点 – ルールを守らない中国の交通マナー

バイク側にも問題はあります。

  • ノーヘルメット・サンダル履きが当たり前
  • フルフェイス? 何それ?
  • 信号は守らない
  • ウインカーは出さない
  • 周りは見ない

元々、免許を持ってるかすら怪しい。

3.低い環境性能

北京で大気汚染が“最悪レベル” 工場など一部停止(15/12/01)

メンテがされず、走りっ放しのバイクは排ガスがヒドイ。

マフラーも機能不全になったバイク。

都市部のスモッグの一因とされました。

バイク禁止の成果

バイク禁止の成果

大気汚染、交通ルール、交通事故

バイクから自動車へ乗り換えた事により

マシにはなったけど、交通渋滞がひどくなった

3つの要因でバイク禁止政策が始まってから35年以上が経ちました。

現在の中国がどうなったかと言うと、

ご存じのように、大きく躍進しました。

しかし、交通渋滞という新たな問題も出てきた。

バイク輸入台数の激減

独立行政法人日本貿易振興機構を引用

2000年以前の中国のバイク輸入を見ると、1986年と1995年の2回ピークがあります。

2回目のピーク以降、急速に台数が減った。

輸入バイクをコピーして、中国国内でバイク生産が始まったことも一因です。


しかし、中国政府によるバイク禁止政策の影響も大きい。

2020年GDP(国内総生産)

中国のバイク禁止政策

国別名目GDP

photo by WingArc1st Inc
順位名目GDP(百万USD)
1位米国20,932,750
2位中国14,722,840
3位日本5,048,690
4位ドイツ3,803,010
5位イギリス2,710,970

GLOBAL NOTEを引用

中国は日本をアッという間に追い越して、もう背中も見えない。

中国が世界1になる日も遠くない。


バイク禁止により、より高い自動車を買わざる得ず、車の保有もが加速したのも貢献してる。

1人当たり名目GDP

中国は貧富の差が大きいので、全体ではまだまだ

日本の順位は大きく落ちた

順位1人当たり名目GDP(USD)
1位ルクセンブルク116,921
2位スイス86,849
5位米国63,416
23位日本40,146
63位中国10,484

GLOBAL NOTEを引用

1人当たりGDPは、生産性とも、豊かさ、生活水準とも言われます。

中国は、都市部と農村部の収入差が激しく、平均すると63位とまだまま。



日本は、失われた20年により生活水準が停滞してます。

1995年の6位がピーク。

日本は、1995年の6位がピーク

その後、どんどん他国に抜かされ23位と大きく順位を落としました

中国・日本ともに、生活水準は『もっとがんばりましょう

中国渋滞問題の解決策

中国渋滞問題の解決策

経済発展により、慢性的な交通渋滞が問題になってきた

解決策として、バイクが見直されいる

バイクが使えないので、自動車の購買意欲が高まった。

2020年には、2億8千万台の自動車が保有されてます。

これにより経済は発展したけれど、自動車の増加に道路インフラが追い付いていません。

都市部は、慢性的な激しい交通渋滞に襲われてる。

皮肉なことに、交通渋滞がスモッグの要因に取って代わりました。

バイクへの回帰

バイクへの回帰

自動車より占有面積の小さいバイクで渋滞緩和をはかる

バイクの禁止見直しが始まってます

バイクに変えれば

交通渋滞は収まるんじゃないの?

バイクの環境性能が上がったことにより、以前のような有害物質は出さなくなった。

人々の交通ルールに対するモラルも上がった(?)。

バイクを解禁して、渋滞緩和しようという機運が高まってます。

広東省では、試験的に解禁して社会実験を行ってます。

中国で、バイクが新しい移動手段として定着するか?

4輪の便利さを知ってしまった後に、バイクに戻れると思いますか?

中国バイクの特徴

中国バイクの特徴

中国では一部例外を除いて、バイクは高速道路に乗れません。

また、土地も広大です。

このため、バイクは近隣の移動手段として使われてます。

中国では、125ccが主流

独立行政法人日本貿易振興機構を引用

高速道路に乗れないので、大排気量の必要が無く150cc以下のみ。

富裕層がバイクを趣味にするという嗜好も無い。

かつての日本がそうであったように、自動車が成功の証!

中国の高速道路は、120km/hが法定速度

そして、最低速度110km/hの規定もある

最低速度が110kmと高いので、125ccではムリなのも

バイクが高速道路に乗れない理由の1つ

日本の高速道路最低速度は50km/h

中国の高速道路での最低速度は、110km/h。

このため、流れはスムーズ。

それに比べ日本の最低速度は、50km/h。

  • あおり運転
  • 交通渋滞

温床になってるという考え方もある。

中国のバイク事情ってどうなってるの まとめ

中国のバイク事情ってどうなってるの まとめ
  1. 低い安全性
  2. 低い交通ルール順守観念
  3. 低い環境性能

3つの理由で、中国都市部ではバイクには乗れません。

しかし、4輪自動車への急速な移行により、慢性的交通渋滞になってしまった。

この対策で、バイクが解禁されようとしてます。



日本は?

豊田中央研究所を引用

日本は、都市部でもバイクは走れます。

けれどバイク販売台数は、1980年代の250万台をピークに、1/10近くまで落ち込んでる。

中国と同様に4輪自動車への移行が原因です。


けれど経済成長が止まって、どんどん他国に抜かされてる日本。

1人当たり名目GDPが6位から23位と急落した日本。

中国のように、バイクへの復帰はあるのでしょうか?


併せて読みたい

タイトルとURLをコピーしました