「月極ライダー」はヤマハが行っているバイクのサブスクリプションです。
映画や音楽のように、バイクもサブスクが主流になるのだろうか?

レンタルバイクと何が違うの?
誰でも利用出来るの?
料金は?
そんな疑問を解消します。
バイクのサブスクのシステムをお教えします。
バイクを「所有」する意味はどこに有るのか、考えさせられます。
サブスクリプションとは? 月極ライダーとは?
2020年8月4日追記
2020年度の運営が始まりました。
サービスの内容が更新されたので、それに合わせてこの記事も更新しました。
埼玉まで取りに行くなら125ccは全国対応!125cc超は首都圏対応になった。
チョット値上がりしたのは残念。
2020年の変化点概要
- 全排気量 埼玉県民限定だったのが
⇒ 125cc以下:埼玉まで取りに行ければ全国どこでもOK
⇒ 125cc以上:首都圏在住限定 - 同一車両の最大利用が6ヶ月
⇒ 11ヶ月 - 20円/Km ⇒ 33円/Km
- レンタルバイク比較
2,3日分 ⇒ 4,5日分で1月使える
2020年7月28日追記
2020年は8月3日(月)12時よりサービス内容を一部変更し
申し込み開始されるとのアナウンスです、
カミングスーンですね!

2019年5月から1年間は実証実験として埼玉県限定で実施されました。
2020年の開始が待たれます。⇒開始!
サブスクリプションとは
サブスクリプション、通称「サブスク」は、英語の subscription 「購読予約」から来てます。
モノを買うのでは無く、一定期間モノを使用する権利を得るサービスです。
音楽の Amazon Music Unlimited、本の Kindle unlimited 、映画の U-NEXT などが知られてます。
洋服の着放題や、焼肉 牛角の定額もサブスクです。
メリット
- 初期費用が低い
購入しないので安い定額料金のみ - 幅広いジャンルを試せる
購入までは行かないが興味があるものを試せる
デメリット
- 気に入った1つを長く使い続けると高くなる
ローンのように払い終わることは無い - 使わなくても料金は掛かる
月極ライダーとは?
月極ライダーは、ヤマハが運営している月額制バイク貸し出しサービスです。
- 埼玉県までバイクを取りに行けるなら
125cc以下:全国どこでもOK
125cc以上:首都圏在住限定 - 中古バイクを支払総額の7%程度の月額料金で借りられる
- 126cc以上のバイクを借りるには 名義変更の手続きが要る
- 任意保険・各種税金・通常メンテナンスは利用料金に含まれる
若く、保険料が高い人にはメリット - 最短1ヶ月~最大11ヶ月まで利用可能
- 提携ショップのさまざまなメーカ・ジャンルのバイクが対象
- ひと月あたり 500kmまでは追加料金不要
- 500kmを超えて走行した場合は、33円/Km
- 対人対物無制限の任意保険は基本料金に入っている
レンタルバイクとの違い
レンタルは、借りて返してお終い。
サブスクリプションの「月極ライダー」は、車両の入れ替えが可能。
毎月違うバイクに乗ることが出来ます。
他にレンタルバイクとの違いで大きいのが、この3点です。
- 支払総額の7%程度の月額料金
- 1ヵ月単位の貸し出し
- 1ヶ月500km以上走ると、33円/kmの追加料金
例えば、旧PCX125を「月極ライダー」すると月額料金は26,400円です。
レンタル819でPCX125をレンタルするとP-2クラスになり、
最初の24時間6,900円、以降 4800円/24時間です。
このように、大体どのクラスのバイクも
4、5日程度のレンタル料で 1ヶ月「月極ライダー」出来ます。
1ヶ月500kmは短いような気もしますが、年6,000kmです。
500kmを超えたとしても33円/kmですので、
1,000km/月乗ったとすると500kmのオーバーで16,500円の追加料金です。
通勤通学用途には不足ですが、ツーリング用途なら十分です。
通常は、週末ツーリングで500km/月
年1回のロングツーリングには、1,000km/月
ほとんどの用途で、レンタルバイクより安くなります。
唯一レンタルの方が安くなるのが、距離を乗る人です。年間何万kmと乗る人は向いてません。
逆に、シーズン外は乗らずに夏の間だけ乗るような人にはぴったりです。

バイク所有と「月極ライダー」
ちょっと前までは、買うのが当たり前でした。
- ラジオで聴いた曲が気に入る
- 街のCD屋さんでCDを買う
- 曲を聴く
しかし、今は定額でどんな曲でも聞き放題が当たり前です。
車のサブスクはもう間近
数日のレンタルと年単位の購入の間にあるのが、サブスクです。
車が、富や成功の証だった頃はもう彼方です。
- 収入が上がらないのに、安全装備の追加で車の値段が上がっています
- どっちを向いてもミニバンばかりで、車に利便性以外を求める人は少数派です
- 車を所有するには初期投資、維持費ともに重くのしかかります。

この車、カッコいい!!
欲しい!!
そんな車に最近出会いましたか?
外装がちょっと違うだけで、同じような車ばかりな気がしませんか?
所有から、必要な時だけ借りる形態になるのは当然です。
レンタルは短期過ぎ、所有は重い。ならば中間のサブスクに落ち着きます。
トヨタもサブスクを始めています。車を購入する時代の終わりかもしれません。

バイクもサブスクの時代が来るのか
バイクは車に比べて、趣味趣向の範囲が大きい乗り物です。
- 通勤・通学より、休日のツーリング
- バイクを「カスタム」して自分好みにする
しかし、バイクの値段は環境対策・騒音対策でどんどん上がってます。
100万円以上のバイクも珍しく有りません。
若い人は任意保険料が高い事もあり、バイクを維持するのが辛い。
夏休みのバイト代で買える時代では有りません。
バイクは若い人の乗り物というイメージですが、実際の平均年齢は50歳を超えてます。
バイクも「カスタム」 せずに初期投資の無いサブスクになる日は近い。
「月極ライダー」まとめ
「月極ライダー」が125cc以下は全国対応、125cc以上は首都圏対応になりました。
ともに、埼玉までバイクを取りに行く必要はあるが、
2010年の埼玉県内限定より大進歩しました。

ツアラーや、クルーザー、オフロードバイク
色々なジャンルに乗ってみたい!
CDを買って1曲を聴き込むより、色んな曲をBGMのように聴く。
1台のバイクを所有して自分のバイクに仕上げるより、色んなバイクを楽しむ。
広く浅くバイクを楽しむのも、バイクの楽しみ方の1つです。
けれども

このバイクのために、働いているようなものだ
そんなバイクに出会えたならば、それも幸せです。
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